3. 【70歳代・単身世帯】60歳代と比較して…貯蓄3000万円以上は何パーセント?

それでは70歳代以上になると、貯蓄額はどうなるのでしょうか。

同じ金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」より、70歳代の貯蓄事情を確認しましょう。

3.1 【70歳代・単身世帯】金融資産非保有世帯を含む貯蓄額

70歳代・単身世帯のうち、貯蓄貯蓄3000万円以上の割合は約17%となりました。

【写真全4枚中3枚目】70歳代・単身世帯の貯蓄円グラフ。

70歳代・単身世帯の貯蓄円グラフ。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」をもとにLIMO編集部作成

【70歳代・単身世帯】貯蓄3000万円以上の割合

  • 17.3%

【70歳代・単身世帯】平均貯蓄額と中央値

  • 平均:1529万円
  • 中央値:500万円

【70歳代・単身世帯】貯蓄額別の割合

  • 金融資産非保有:26.7%
  • 100万円未満:5.8%
  • 100~200万円未満:4.3%
  • 200~300万円未満:4.1%
  • 300~400万円未満:3.3%
  • 400~500万円未満:2.5%
  • 500~700万円未満:6.6%
  • 700~1000万円未満:5.1%
  • 1000~1500万円未満:8.6%
  • 1500~2000万円未満:5.3%
  • 2000~3000万円未満:8.2%
  • 3000万円以上:17.3%

70歳代おひとりさまも、60歳代と同じような割合の方が「貯蓄3000万円以上」を達成しているとわかります。

「老後2000万円問題」が話題となっていましたが、老後は毎月の生活費以外にもまとまった資金が必要になるもの。介護費用や自宅のリフォームなどで突発的な出費にも耐えられるように準備したいものです。

次の章では、70歳代・二人以上世帯の貯蓄事情をみていきましょう。