転職者の面接担当者に聞く、「よい履歴書」と「NG履歴書」を分ける5つのポイント
Rawpixel.com/shutterstock.com
厚生労働省が発表する一般職業紹介状況によれば、2024年3月の有効求人倍率は1.28倍と引き続き1倍を超えており、有効求職者数に対して有効求人数が上回っている状況です。
人手不足の雇用環境の中ではありますが、転職者がよりよい転職ポジションや仕事を手にするためには、人事担当や面接担当者に対して印象に残る履歴書や職務経歴書が重要となってきます。
今回は、実際に転職者の面接担当をしている面接官に話を伺いながら、履歴書の作成時に求職者が注意すべきポイントについてまとめました。
1. 履歴書と職務経歴書の違いはどこにあるか
現在の転職における面接では、履歴書とともに職務経歴書の提出が一般的かと思います。
履歴書と職務経歴書が両方あるケースでは、履歴書と職務経歴書の違いはどこにあるのでしょうか。
履歴書において含まれている内容で、かつ職務経歴書で大きく触れないのは「学歴」です。転職者に対して重視すべきは職歴や実績であり、学歴ではないとは思います。ただ、履歴書と諸君経歴書の両方が用意されているという場合においては違いとなります。
また、細かいところでは、履歴書には「写真」を張ることがありますが、最近では添付してない候補者も多くなっています。
執筆者
LIMO編集部は、主に経済や投資、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となって情報発信を行っています。また「くらしとお金」に関係するキャリア、旅行、園芸、ショッピング、外食、SNSで話題の背景等も解説。編集部は金融機関でファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行で富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等で構成。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年(565か月)。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、第二種外務員(証券外務員二種)、FP2級、AFP等の資格保有者が在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社ナビゲータープラットフォームが運営(最新更新日:2024年6月18日)。
監修者
慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務。国内外株式を中心とした資産運用に従事。主に証券アナリストとして企業や産業調査活動に従事。独立後は、引き続き企業調査活動を行う。現在取り扱っているテーマは資本市場関連の分析や個人の資産運用(パーソナルファイナンス)等。新卒や中途採用に関しても詳しく、日系金融機関では入社直後から慶應生採用リクルーター支援、外資系金融機関では金融プロフェッショナル採用に随時参加しグローバル人材の面接を行ってきた。