3. 保険料はいくら?

厚生年金保険料や介護保険料はいくら支払う必要があるのか、また保険料はどのようにして決められるのか、それぞれ確認しましょう。

3.1 厚生年金保険料はいくら?

厚生年金保険料は、標準報酬月額ごとに32段階に分かれています。

等級ごとに支払う保険料は、以下の通りです(※外部配信先では表が表示されないことがあります)。

厚生年金保険料は事業主と折半して支払っています。

例えば、標準報酬月額が16等級に該当している人は、給与から天引きされる厚生年金保険料は2万1960円です。

標準報酬月額が30万円の方は、給与から天引きされる厚生年金保険料が2万7450円となります。

給与が高いほど、引かれる保険料も高くなることがわかります。

3.2 介護保険料はいくら?

介護保険料は、第1号被保険者と第2号被保険者で保険料が異なります。

  • 第1号被保険者:市区町村ごとの保険料基準額で決定
  • 第2号被保険者(会社員や公務員):標準報酬月額と介護保険料率によって決定
  • 第2号被保険者(自営業者):市区町村ごとに所得や世帯状況などを加味して決定

2024年度から2026年度にかけて、第1号被保険者の保険料は全国平均で6225円となっています。

以上から、厚生年金保険料や介護保険料は所得や住んでいる自治体によって異なることがわかりました。

では、それぞれの保険料を支払う必要のないケースについて確認しましょう。