2. 「5月の最高気温」が一番高いのは意外な都道府県

歴代で「5月の最高気温」が一番高い都道府県は、北海道です。観測されたのは北海道の佐呂間町で、気温はなんと39.5度。

北海道で5月の歴代最高気温が記録されたとは意外ですが、実はこの気温が観測された2019年5月26日、北海道は異常な暑さに見舞われました。

南から暖かい空気が流れ込んでたことや、地形と風の影響によるフェーン現象も加わり、記録的な気温を更新したのです。

気象庁が公開している気象データの「歴代全国ランキング」によると、5月の最高気温の高い順で1位〜19位までをこの日の北海道の各地域の記録が独占。

同率19位が1993年5月13日に観測された埼玉県秩父市の37.2度でした。

ちなみに6月の歴代最高気温は群馬県の40.2度、7月は埼玉県の41.1度、8月は静岡県の41.1度、9月は新潟県の40.4度となっています。

アンケートで4割近くの人が選んだ沖縄県は冬場の最高気温は高いものの、5〜9月の間に歴代最高気温上位20位にランクインした月はありませんでした。

5月の最高気温が一番高い都道府県TOP20を見てみると…

5月の最高気温ランキング

出所:気象庁「歴代全国ランキング」を参考に筆者作成

3. 5月の歴代最高気温を記録した北海道の観光スポットを紹介

5月の歴代最高気温を記録した北海道は、雄大な自然とおいしい食事を楽しめる国内有数の人気観光地です。

日本最北の動物園「旭山動物園」や、函館の夜景が一望できる「函館山」、歴史的建造物が立ち並ぶ「小樽運河」など、魅力的な観光スポットが北海道各地に点在。

2022年度の観光入込客数は道内客、道外客、外国人の合計で4229万人。時期別に見てみると、4〜6月が1268万人、7〜9月が1424万人、10〜12月が758万人、1〜3月が779万人で、とくに春〜夏にかけて多くの人が北海道を訪れています。

また、4〜6月の観光消費額単価は、道外客の日帰り観光で2万1786円、宿泊は7万4009円でした。

いかがでしょうか。5月の最高気温が一番高い都道府県を紹介しました。

3.1 調査概要

調査日:2024年5月16日
調査人数:200人(全国の10~60代)

参考資料

小野田 裕太