5. 注文住宅の収納にまつわる後悔ポイント5:和室の押し入れを大きくしすぎた

注文住宅の収納にまつわる後悔ポイント5:和室の押し入れを大きくしすぎた

和室の押し入れの写真

KPG-Payless/shutterstock.com

「和室6帖の押し入れスペースが大きすぎたため、収納するものがなくて無駄なスペースになってしまった」

和室の押し入れは、間口が170cm前後、奥行きが80cm前後になっていることが多く、主に3つに折りたたんだ布団が収納できるようになっています。

しかし近年では押し入れに布団を収納することが少なくなったため、奥行きが80cm前後あっても無駄なスペースになってしまうばかりか、収納したものが取り出しにくくなってしまうことも少なくありません。

たとえ和室の押し入れであっても、事前に収納するモノを想定してプランニングすることが大切です。

6. 住宅のプロから収納のアドバイス

住まいのプランニングをする上で収納計画は非常に重要なものですが、住み手によってライフスタイルが異なるため、収納量や収納場所については一概にどれがベストとはいえません。

また、筆者の経験上、収納は住み始めてからいろいろと不満が出てくる場所でもあります。

国土交通省の直近の調査結果によると、住宅に対して不満を感じている方の割合の合計は23.1%(多少不満20.1%、非常に不満3.0%)となっています。

動線計画やライフスタイル、家族の趣味・趣向、収納物に合わせて慎重に検討することが重要になります。
もしも判断に迷うようであれば、インターネットでの情報収集や、住宅の専門家に相談してみるのもひとつです。

本記事が、後悔のない住まいづくりのお手伝いができていれば幸いです。

参考資料

亀田 融