2. シニアの「老後の住まい」に関する本音を意識調査からチェック!
株式会社AlbaLinkが、自社で運営する訳あり物件買取ナビを通じて「老後の住まいに関する意識調査」を実施。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査対象:全国の男女
- アンケート母数:合計500人(女性350人/男性150人)
- 回答者の年代:20歳代14.2%、30歳代39.8%、40歳代26.8%、50歳代14.8%、60歳代以上4.4%
- 住まいの種類:持ち家279人/賃貸221人
- 実施日:2023年12月13日
- リリース公開日:2023年12月22日
2.1 「老後の住まいに不安がある人」は持ち家・賃貸ともに9割以上
全国の男女500人に「老後の住まいに不安があるか」を聞いた結果「かなりある」「少しある」と答えた『ある』派の割合は「持ち家」が98.9%、「賃貸」が97.7%。
持ち家でも賃貸でも、ほとんどの人が老後の住まいに不安を感じているとわかりました。
こうした「不安」はどこからきているのでしょうか。賃貸・持ち家それぞれで理由を深堀りしていきましょう。
2.2 賃貸に関する不安1位は「家賃を払い続けられるか」
賃貸派に聞いた、老後の住まいに関する不安でトップとなったのは「家賃を払い続けられるか(103人)」でした。
契約中、ずっと家賃が発生する賃貸。退職後の収入がない状態でも払い続けられるか不安に思う人が多いようです。
また、高齢になると契約更新や入居時の審査が厳しくなり、シニア世代になると新たに賃貸借契約を結べなくなる可能性もあります。
そうした側面から「賃貸に住み続けられるか」、「持ち家に住み替えるか」を心配している人も見受けられました。
こうした年齢制限も、少しプレッシャーに感じる部分につながるのかもしれません。
2.3 持ち家に関する不安1位は「維持管理が大変」
持ち家派に聞いた老後の住まいに関する不安の1位は「維持管理が大変(146人)」でした。
その後に「住めなくなった際の手続き(51人)」、「住宅ローンを完済できるか(48人)」と続きます。
持ち家を手に入れると、住み替えや相続に手間がかかるケースも。そのため「スムーズに売却できるだろうか」「相続手続きが複雑で大変」といった不安も多く見受けられました。
賃貸の場合は家賃として、持ち家の場合はローンの返済として、シニアのお金事情に影響してくる老後の住まい問題。
不安の理由として挙げられた、家賃支払いやローン返済のひとつの目安として、シニア世代がどれだけ貯蓄しているのか確認していきましょう。