「おひとりさま」という単語が浸透しつつある現代社会は、単身者にとっても暮らしやすい社会といえるでしょう。

とはいえ、おひとりさまで旅行やグルメなどを日頃から楽しんでいても「ライフステージ」について考えて少しさみしい気持ちになる方は少なくないはず。

SNS社会といわれる昨今において、友人・知人のウェディングドレス姿の写真をふとした瞬間に目にすることがあります。

「おひとりさま最高!」と思って生活していても、このような写真を見てしまうと「私もウェディングドレスを着てみたい」「結婚式を挙げてみたかった」と考えてしまいがち。

こうした方たちに検討をおすすめしたいのが「ソロウェディング(おひとりさま結婚式)」です。ソロウェディングではウェディングドレスを着られるのはもちろん、自分の世界観を楽しんだり、お世話になっている人に感謝を伝えたりすることができます。

本記事では近年における若者の結婚・出産に対する考え方を見た上で、ソロウェディングについて考えていきましょう。

1. 【若者のリアル】Z世代の4割近くが「結婚」も「子ども」も望まない

結婚を望まない若者の増加について、毎日のようにメディアで取り上げられています。

結婚・出産を望まない理由は人によって異なるため一概には言えないものの「お金がない」「子どもが好きではない」「自分の時間がなくなる」「キャリア形成をしたい」などが主な理由といったところのようです。

BIGLOBEは「将来、子どもがほしくない「Z世代の約5割 BIGLOBEが子育てに関するZ世代の意識調査」を実施」において、Z世代を対象(対象者:全国の18歳から25歳までの男女500人)に「将来、結婚と子どもについて」の意識を調査しました。

【意識調査】全国の18歳から25歳までの男女500人:将来、結婚と子どもについて

出所:「将来、子どもがほしくない」Z世代の約5割 BIGLOBEが「子育てに関するZ世代の意識調査」を実施」

調査によると「将来結婚して、子どもがほしい」と答えた人は半数に満たず、44.9%という結果でした。

ただし「将来結婚というかたちにこだわらなくても子どもはほしい」と回答した人は9.4%をマーク。半数以上は、結婚にこだわらず子どもを望んでいることになります。

一方で「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」と回答した人は36.1%。

結婚・出産を望まない若年層は決して少なくないと推測できます。

また、結婚しても子どもは授かろうとせずに夫婦や自分の時間を大切にしたいと考えている人も1割ほどいます。

こうした情勢を汲んで、トレンドとなっているのが「ソロウェディング(おひとりさま結婚式)」。次の章から詳しくみていきましょう。