4. 【定額減税スケジュール】会社員・自営業の時期目安をチェック
最後に、会社員と自営業者それぞれの「定額減税スケジュール」をざっくりと確認していきましょう。
なお、これらは予定のため前後する可能性があります。
4.1 会社員「定額減税」スケジュール
今回のシミュレーションでは、毎月25日の給与支給を想定しています。勤め先によって事務手続きの時期や手順、案内方法は異なるため、必ず確認しておきましょう。
続いて、自営業者(個人事業者)「定額減税」スケジュールを確認していきます。
4.2 自営業者(個人事業者)「定額減税」スケジュール
また「定額減税」そのものについて、給与所得者や公的年金受給者に特段の手続きは必要ありません。しかし、給付金については要申請であるため注意が必要です。
お住まいの市町村の担当窓口にて、要件に合うか確認してみてください。
5. まとめにかえて
給与所得者の方は、給与・賞与や引かれる税金(所得税や住民税)が少なくなった感覚に近しいものとなるでしょう。
銀行口座などに振り込まれる「手取りの金額が増える」ような印象を受けるかと思います。
今までに支払った所得税や住民税などの税額が大きく、さらに扶養親族の人数もある程度いるのであればそれなりに実感がわくかもしれません。
しかし、扶養親族が少なく所得も少ない方の場合は、減税の実感は少なくなるといえるでしょう。
話題となっている「定額減税」について賛否はそれぞれあると思います。しかし、せっかく受け取ったお金であれば、ご自身や家族のために使う、貯蓄する、運用するなど使い道をしっかりと考えましょう。
今後、増税の可能性があるなかで「税」を考えるきっかけにしても良いのではないでしょうか。
参考資料
香月 和政