【年金額】厚生年金「月額15万円」を受給する人の割合は？受給平均額も一覧表でチェック 2024年4月から「厚生年金と国民年金」は増額改定！いくら増える？

2. 国民年金と厚生年金の平均受給額はいくら？【年金額をチェック】

ここからは実際の厚生年金・国民年金の年金額例を見ていきましょう。

厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金・国民年金の全体および男女別の平均受給月額は下記のような結果となりました。

【厚生年金】年金月額階級別受給権者数（2022年度末現在）

※国民年金の金額を含む

【国民年金】男女別・年金月額階級別受給権者数（2022年度末現在）

国民年金は5万6316円、厚生年金は14万3973円が平均的な受給額となりました。

国民年金は保険料が一律であることから大きな個人差は見られません。

しかし、厚生年金については受給額に差があり、とくに男女差が約6万円と大きくなっています。

そもそも厚生年金に加入して働き続ける女性が少なかった時代なので、こうした男女差があるのは仕方のない側面もあります。

こういった差は今後は徐々に解消されていくと考えられます。

では、平均的な受給額である「月額15万円」を受給できる人は全体の何割程度なのでしょうか。次章で確認します。