3. オリックスの直近決算

業績について、2024年2月7日に発表された直近の2024年3月期第3四半期決算の内容は以下のようになりました。

  • 営業収益:2兆0378億円(前年同期比+2.2%)
  • 営業利益:2601億円(同+8.5%)
  • 当社株主に帰属する四半期純利益:2192億円(同+3.4%)

営業収益について、不動産売上高などが減少したものの、金融収益やオペレーティング・リース収益、生命保険料収入・運用益が増加したといった状況です。

なお、2024年3月期の通期決算は、2024年5月8日に発表される予定です。

4. オリックスの各事業の「みんなの認知度」

それでは、オリックスの各事業の認知度について紹介します。

弊社が2024年4月にメルマガ会員向けに行った「オリックスの各事業の認知度」アンケートの結果(回答数37)は、以下のようになりました。
※認知度は、各事業について「知っていると答えた人の数 / 全回答者数」

【写真 2/2】オリックスの各事業の認知度

オリックスの各事業の認知度(独自アンケートをもとに作成)

独自アンケートをもとに筆者作成

4.1 認知度・上位3つの事業

  • カードローン:76%
  • レンタカー:76%
  • 生命保険:70%

4.2 認知度・下位3つの事業

  • 不動産投資顧問:5%
  • サービシング(債権回収):5%
  • プライベートエクイティ投資:5%

※各事業のランキング全てをご覧になりたい場合は、画像を参照ください。

5. オリックスの認知度について

今回は幅広い事業を手掛けるオリックスについて、各事業の認知度について紹介しました。

多くの人の目に触れたり、実際に利用したりする人もいるためか、カードローンやレンタカーといったBtoC事業は認知度が7割近くとなりました。

一方、サービシング(債権回収)やプライベートエクイティ投資といったBtoB事業については、認知度が1割に満たないという結果になりました。

最近の動きとしては、空港の運営や統合型リゾート事業にも参入しているオリックス。

今後の展開にも注目です。

参考資料

石津 大希