春の大型連休である「ゴールデンウィーク」。今年のゴールデンウィークは4月29日(月)から5月5日(日)までの7日間となっていますが、皆さんはどのように過ごすご予定でしょうか。

遊園地やキャンプ、ショッピング、帰省など人それぞれ予定はあると思いますが、どんなことをするにもお金はかかるものです。

ここ最近では「増税」「物価上昇」などのニュースが飛び交っており、支出額は増加する一方です。

大きな出費があればついついお金について考えてしまいがちですが、皆さんは老後生活について考えたことはあるでしょうか。

「まだまだ先のことだから..」「なんとかなる!」と考える方もいらっしゃいますが、老後生活の収入源は年金であるため、現役時代と比べると減少する傾向にあります。

本記事では40年間の平均年収が「約526万円」だった男性の老齢年金見込み額を解説。老後生活を豊かに過ごすコツについてもお伝えしていきます。

1. 公的年金は「国民年金・厚生年金」の2階建て構造(しくみを図で解説)

公的年金には「国民年金・厚生年金」があり、2階建て構造となっています。

「国民年金のみ」に加入する方と「国民年金+厚生年金」に加入する方では、将来の老齢年金額に差が生まれるでしょう。

過去の加入実績とともに、自身の加入状況を振り返っておきましょう。

1.1 国民年金(1階部分:基礎年金)

  • 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
  • 保険料は一律
  • 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる

1.2 厚生年金(2階部分)

  • 公務員やサラリーマンなどが加入する
  • 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
  • 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる

自営業者などは、1階部分となる「国民年金」のみに加入し、一律の国民年金保険料を納めます。

保険料は一律なので、加入期間と納付月数が同じであれば、加入者全員が同じ年金月額を受け取れることになります。

一方で、2階部分となる「厚生年金」の場合は保険料が報酬比例制となっているため、年収や加入期間などによって受給額が異なるでしょう。

なお、専業主婦なども国民年金のみとなりますが、第2号被保険者に扶養される形となるため、保険料の支払いは発生しません。

2. 国民年金と厚生年金の平均月額はいくら?

厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金それぞれの平均受給額は、下記のとおりです。

2.1 国民年金の平均月額

【写真1枚目/全3枚】国民年金の平均月額。”標準的な”夫婦モデルの年金額は2024年度でいくらになった?2/4

国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに筆者作成

  • 男女全体平均月額:5万6316円
  • 男性平均月額:5万8798円
  • 女性平均月額:5万4426円

2.2 厚生年金の平均月額

厚生年金の平均月額3/4

厚生年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに筆者作成

  • 男女全体平均月額:14万3973円
  • 男性平均月額:16万3875円
  • 女性平均月額:10万4878円

国民年金は、保険料が一律であることから受給額の差はそこまで大きくありませんが、厚生年金は、受給期間や年収によって受給額が変わるため、受給額に差が生じやすいです。

男女差が平均で6万円出ているのも、女性の加入期間が短かったこと、賃金が低かったことなどが影響していると考えられます。

将来受け取る年金受給額をより詳しく知りたい場合は、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」などで確認してみると良いでしょう。

参考までに、40年間の平均年収が「約526万円」だった男性の場合、老齢年金は年額でいくらになる見込みか見ていきます。

3. 40年間の平均年収が「約526万円」だった男性。老齢年金は年額でいくら?

厚生年金は現役時代の年収や加入期間などによって年金額が変わります。

厚生労働省の発表した「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」によると、2024年度の年金額の例は下記のようになりました。

上記の厚生年金の部分をみると、令和6年度の夫婦2人分の年金月額は「23万483万円」となっています。

上記に該当する「標準的な夫婦の指標」として下記の要件が設けられています。

  • 夫(厚生年金に加入):平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で会社員として40年間就業
  • 妻(国民年金に加入):40年間専業主婦もしくは自営業

月収が43万9000円。年収換算で約526万円だった場合、夫婦の年金額は合計で「23万483万円」になることがわかります。年額で約276万円です。

妻の老齢基礎年金(6万8000円)を差し引くと、単身世帯の場合は月額で16万円。年額で約192万円の年金になるということです。

現役時代の収入に比べ、大きく減少することがわかります。

4. まとめにかえて

今回は国民年金・厚生年金にフォーカスをしてお話をしてきました。現在の日本は平均寿命が伸びていることにより「人生100年時代」とも言われています。

100歳まで生きることが当たり前になりつつある世の中で、年金は老後生活において大きな収入源の一つです。

長生きをすれば必ず関わってくるものの一つであり、知らないことで損をしてしまう可能性があります。

ニュースや記事、SNS、友人、両親などから事前に情報収集する方も散見されるこの世の中で、情報収集の方法は人それぞれです。

まずはご自身に合った情報収集を選択するところから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料