チューリップをはじめ、春の球根植物がそろそろ終わる時期。これからは夏に咲く球根植物で、庭をトロピカルな雰囲気に演出してみませんか。
夏に咲く球根植物は原色のカラフルな色合いが多く、花も大きめなので庭の主役にピッタリ。今回は夏咲き球根植物の育て方を解説します。
記事後半には今が植えどきの「おすすめ球根植物」を、参考価格とともに紹介しますので参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「夏咲き球根植物」にまつわるあれこれ
- 夏咲き球根植物の育て方
- 秋に掘り上げが必要な球根植物4選
- 植えっぱなしOKの球根植物4選
2. 夏咲き球根植物の育て方
2.1 植え付け
夏咲き球根植物は気温が20度以上になる頃が植え付けの適期。梅雨に入ると球根が傷むので5月中には完了しましょう。
日当たりのよい場所を選び、球根の高さ3倍ほどの深さに穴を掘って植え付けます。
2.2 水やり
鉢植えは土がよく乾いたらタップリと。地植えは雨水に任せて大丈夫です。土がいつもジメジメと湿っていると、球根が腐ってしまうこともあるので気をつけましょう。
2.3 肥料
植え付けるときに腐葉土や堆肥を入れておけば、とくに追肥がなくても育ちます。花数を多くしたり大きな花を咲かせたりするときは、薄めの液体肥料を月に2~3回程度与えるとよいでしょう。
2.4 花ガラ摘み
花が大きいと咲き終わって枯れた花がより目立ってしまいます。そのまま放置しておくと病気が発生しやすいので、こまめに取り除いておきましょう。
葉は光合成のため必要なので、黄色く変色して倒れるまでそのまま残します。
2.5 球根の掘り上げ
耐暑性とともに耐寒性もある品種は、咲き終わったあともそのままほったらかしで大丈夫。寒さに弱い品種は葉が黄色くなって枯れてきたら、球根を掘り上げて霜が当たらない場所で保管しましょう。
球根植物の植え方・育て方をつかんだところで、おすすめの夏咲き球根植物を「秋に彫り上げが必要なタイプ」と「植えっぱなしOK」のタイプに分けてご紹介します。
植え付け適期は5月。お気に入りを見つけたら、ゴールデンウィークのお庭にぜひお迎えしてみてくださいね。