チューリップをはじめ、春の球根植物がそろそろ終わる時期。これからは夏に咲く球根植物で、庭をトロピカルな雰囲気に演出してみませんか。

夏に咲く球根植物は原色のカラフルな色合いが多く、花も大きめなので庭の主役にピッタリ。今回は夏咲き球根植物の育て方を解説します。

記事後半には今が植えどきの「おすすめ球根植物」を、参考価格とともに紹介しますので参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「夏咲き球根植物」にまつわるあれこれ

  • 夏咲き球根植物の育て方
  • 秋に掘り上げが必要な球根植物4選
  • 植えっぱなしOKの球根植物4選

2. 夏咲き球根植物の育て方

【写真1枚目】夏空に映えるトロピカルな花。今が植え付け適期の「夏咲き球根植物」2枚目以降の写真で<球根のタイプ別に紹介します!>

オレンジの花が青空の下で咲いている。

Ter_Shutterstock/shutterstock.com

2.1 植え付け

夏咲き球根植物は気温が20度以上になる頃が植え付けの適期。梅雨に入ると球根が傷むので5月中には完了しましょう。

日当たりのよい場所を選び、球根の高さ3倍ほどの深さに穴を掘って植え付けます。

2.2 水やり

鉢植えは土がよく乾いたらタップリと。地植えは雨水に任せて大丈夫です。土がいつもジメジメと湿っていると、球根が腐ってしまうこともあるので気をつけましょう。

2.3 肥料

植え付けるときに腐葉土や堆肥を入れておけば、とくに追肥がなくても育ちます。花数を多くしたり大きな花を咲かせたりするときは、薄めの液体肥料を月に2~3回程度与えるとよいでしょう。

2.4 花ガラ摘み

花が大きいと咲き終わって枯れた花がより目立ってしまいます。そのまま放置しておくと病気が発生しやすいので、こまめに取り除いておきましょう。

葉は光合成のため必要なので、黄色く変色して倒れるまでそのまま残します。

2.5 球根の掘り上げ

耐暑性とともに耐寒性もある品種は、咲き終わったあともそのままほったらかしで大丈夫。寒さに弱い品種は葉が黄色くなって枯れてきたら、球根を掘り上げて霜が当たらない場所で保管しましょう。

球根植物の植え方・育て方をつかんだところで、おすすめの夏咲き球根植物を「秋に彫り上げが必要なタイプ」と「植えっぱなしOK」のタイプに分けてご紹介します。

植え付け適期は5月。お気に入りを見つけたら、ゴールデンウィークのお庭にぜひお迎えしてみてくださいね。