3. 東海道新幹線が実施してきた個室に関するサービス

【写真全4枚/3枚目】ビジネスブースのイメージ

ビジネスブースのイメージ

出所:JR東海「東海道新幹線のビジネス環境の更なる充実について」

東海道新幹線が2026年度中に個室を導入するとの発表を受け、インターネット上では「昔は新幹線に個室があったのが懐かしい」「個室が復活するのか」といった声も投稿されていました。

そこで、ここでは東海道新幹線が実施してきた個室に関するサービス展開を少しだけ紹介します。

3.1 2003年まで東海道新幹線で運行していた100系のグリーン個室

100系は、1985年に誕生した新幹線の車両です。編成によって、1人用・2人用・3人用の個室を備えたものと、1人用・2人用・3人用・4人用の個室を備えたものがありました。

2人以上の複数人で使える個室には、テーブルを挟んで2つのソファが向き合うように設置されていたのだとか。

個室のドアの開閉はカードキーで行っていたようで、使用したものは持ち帰り可能だったそうです。もしかすると、現在も当時のカードキーを持っている人がいるかもしれませんね。

2003年9月をもって、後継車両の登場により東海道新幹線での運行を終了しました。

3.2 2023年に新しく登場!仕事での利用を想定した「ビジネスブース」

2023年10月から、N700S車両限定で「ビジネスブース」が設置されました。電話やWeb会議、打合せなどを周囲を気にせず行いたいビジネスマンを対象とした、個室のワーキングスペースです。

利用料金はビジネスブースを使う時間の長さによって異なり、0〜30分なら10分あたり200円、30〜60分なら10分あたり300円です。

コンセントやUSBポート、Wi-Fiも用意されており、仕事をスムーズに進められる環境がしっかり整っている個室です。