【新NISAシミュレーション】最頻値「3万円」を利回り5％で運用したら20年後の資産はどうなる？国内の主な株価指数は20年間で5.5％という結果に

3. 【新NISAで積立投資】「月3万円・20年間」を年率5％で運用できた場合をシミュレーション

では、新NISAのつみたて投資枠で「月3万円・20年間」で運用した場合、どれくらいのパフォーマンスが出るのかを確認しましょう。

金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」によると、国内（日経平均）の株価指数に20年間つみたて投資をした場合5.5％の利回りとなるシミュレーションが出ています。（投資コスト・税金は考慮せず）

そのため、今回は国内の株価指数を参考に「利回り（年率）5％」で運用できたと仮定して試算してみます。

月3万円・20年間・利回り5％で資産運用した場合のシミュレーション

上記を見ると、20年間で1000万円を超える金額となり、そのうち約500万円は運用利益でした。

預貯金のみでは20年間でここまで資産を大きくするのは難しいでしょう。

ただしNISAによる運用はスタート時点で利回りが確定するわけではなく、実際には損失が出る年もあります。

リスクとリターンを考慮しながら、ご自身のライフスタイルに合った方法で資産運用を検討してみてください。

これまで、新NISAの制度や意識調査を解説し、実際のシミュレーション結果を確認してきました。

NISA制度での運用は元本割れのリスクが伴いますが、長期・積立・分散投資をキーワードに運用することで考えられるリスクを低減させることができます。

調査では毎月3万円を投資する人が多いですが、まずは毎月1万円など無理のない範囲から始めてみるのがおすすめです。

今回のシミュレーション結果を参考に、今後の資産形成の参考にしてみてくださいね。

中本智恵