5. 注文住宅での満足ポイント1:キッチンで落ち着いて料理できる
「キッチンシンクの前を窓にしなかったことで、落ち着いて調理できるのがよかった」
キッチンシンクの前に窓がないと、隣家や道路からの視線を気にすることなく調理に集中することができます。
またキッチンシンク前の壁面を収納として活用することも可能になるでしょう。
しかし一方では自然光が入らないため、昼間でも照明をつけないと手元が暗くなってしまう恐れがあるので、この点には注意が必要になります。
6. 注文住宅での満足ポイント2:浴室をバリアフリー化して両親に喜ばれた
「浴室をバリアフリー化したことで床に段差などの障害がなくなって、両親にも喜ばれて満足しています」
浴室は高齢者にとって脱衣室との段差でつまずいて転倒したり、さらには濡れた浴室の床は滑りやすく、浴槽をまたぐ際にも転倒のリスクがあったりします。
浴室の段差を解消したり、手すりを設置したりしてバリアフリー化しておくことは、高齢者だけではなく、将来的には介護する側にとっても大きなメリットになります。
7. 注文住宅での満足ポイント3:駐車スペースが広いので来客に便利
「玄関を狭くした代わりに駐車スペースを2台分確保したことで、来客があっても困ることがなくなった」
車での来客が多い場合には、2台分の駐車スペースが必要になります。
特に都内の場合は近隣にコインパーキングがないことも多いので、敷地内に来客用の駐車スペースがあると重宝します。
8. 注文住宅での満足ポイント4:ロフトの梯子を階段にした
「ロフトに上がる梯子を簡易的な階段に変更したことで、荷物を持っても安全に昇り降りができるので満足しています」
ロフトとは屋根裏に設けた天井高が1.4m以下の小さなスペースのことをいいますが、収納や寝室、書斎、趣味の部屋として利用することが多いようです。
ロフトへの昇降は取り外しが可能な梯子に限るという制限を設けた自治体もありますが、重い荷物の上げ下ろしが伴う場合には、できる限り簡易的な階段の設置を検討することをおすすめします。
9. 注文住宅での満足ポイント5:寝室の窓を小さくした
「寝室の窓を最小限にしたことで、夜間落ち着いた雰囲気で過ごすことができます」
居室の窓の大きさは建築基準法で最低限の面積が決められていますが、寝室の窓を最小限にすることで窓からの騒音の進入が少なくなる、部屋の断熱性が向上する、プライバシーが確保できるといったメリットがあります。
一方で、採光や通風に配慮した設計が求められる、地震や火災発生時の避難が難しくなるといったデメリットもあるので、この点には注意が必要になります。
10. 注文住宅は情報収集が肝。後悔しない間取り作りを
国土交通省住宅局「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅を建てる際のインターネットの活用方法としては「情報収集」が76%と最多でした。
インターネットを活用すれば、注文住宅を建てた人の体験談やアイデア、後悔したことなどを簡単に知れるため、家づくりの参考になるでしょう。
注文住宅は間取りや設備から外観デザインに至るまで比較的自由に設計することが可能ですが、それだけに住み始めてから後悔することも決して少なくありません。
さまざまなパターンを比較検討して、納得できる住まいづくりをしてください。
紹介した事例をマイホームづくりの参考にしていただけたら幸いです。
参考資料
亀田 融