4月15日(月)は年金支給日でした。

厚生年金の平均受給額は14万3973円となっていますが、「約60万円」も支給される人は本当にいるのでしょうか。

この記事では、年金支給日に約60万円支給される可能性があるのか検証するとともに、高額受給者はどれくらい存在するのかを確認していきたいと思います。

1. 年金カレンダーで年金支給日を確認すると答えが分かる

年金は2ヵ月分がまとめて偶数月に振り込まれます。

すなわち、月額30万円を受給している人なら、年金支給日には60万円が支給されるというわけです。

参考までに、2024年度の年金支給日カレンダーを掲載します。

【写真全2枚中1枚目】2024年度の年金支給日一覧。2枚目では厚生年金の月額と受給権者数一覧を紹介1/2

2024年度の年金支給日一覧

出所:日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」をもとにLIMO編集部作成

  • 2024年4月15日:2024年2月分、2024年3月分
  • 2024年6月14日:2024年4月分、2024年5月分
  • 2024年8月15日:2024年6月分、2024年7月分
  • 2024年10月15日:2024年8月分、2024年9月分
  • 2024年12月13日:2024年10月分、2024年11月分
  • 2025年2月14日:2024年12月分、2025年1月分
  • 2025年4月15日:2025年2月分、2025年3月分

では、厚生年金を月額30万円以上受給するような高額受給者はどれくらいいるのでしょうか。次章で確認していきます。

2. 【厚生年金】月額30万円以上の高額受給者はどれくらいいる?割合をチェック

ここからは厚生年金の受給額別の受給者数を確認していきましょう。

厚生年金の月額と受給権者数一覧2/2

年金受給額別の受給者数

出所:厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

厚生年金を月30万円以上受給している「高額受給者」は1万2490人で、全体の約0.08%にとどまっています。

ちなみに、男性では1万2164人で約0.11%、女性は326人でわずか約0.001%程です。

厚生年金を高額受給している人は、全国で見てもかなりの少数派であることが分かります。

2.1 厚生年金の平均受給額は14万3973円

厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、厚生年金の平均受給額を確認していきましょう。

【厚生年金】

  • 男女全体平均月額:14万3973円
  • 男性平均月額:16万3875円
  • 女性平均月額:10万4878円

厚生年金の平均受給額は全体で月14万3973円です。

なお、国民年金の平均受給額は全体で月5万6316円となっています。

3. まとめにかえて

年金支給日に約60万円を受給できる方は、月額30万円の年金を受給している人ということが分かりました。

厚生年金は現役時代の収入や厚生年金加入期間などによって決まります。

将来の年金額を上げるには、現役時代の収入を増やしたり、繰り下げ受給を選択したりする方法があります。

しかし、老後収入を年金だけに頼るのは少々不安かもしれません。

公的年金以外にも私的年金を用意したり、NISAやiDeCoなどを活用した資産運用で老後資金の確保を検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料

中本 智恵