春から秋は、開花が続く植物のお世話で忙しくなる季節。お勤めの方など、日中のガーデニングが難しいかもしれませんが、できる限り手入れをしておきたいものです。

ガーデニングは、ちょっとしたコツで世話が楽になることもあります。少しでもコツを実践すれば、もっと気軽に植物を育てることができるかもしれません。

そこで今回は、お手入れが楽ちんな庭を作るコツを紹介します。記事の後半では、初心者も育てやすい植物も参考価格とともにお伝えしますので、さっそくみていきましょう!

1. お手入れ楽ちんな庭を作る6つのコツ

1.1 多年草メインの庭にする

多年草は一度植えたら、何年も開花が楽しめる植物です。植えっぱなしでも育てることができるので、基本的に植え替えの必要はありません。

定期的な切り戻しや剪定で、新芽の生長を促したり、株の大きさを調整するようにしましょう。

1.2 できれば地植えにする

【写真1枚目/全6枚】「地植え」ならお世話もだいぶ楽ちんに!2枚目以降の写真で紹介します「手間いらずでもキレイが続く一年草5選

庭の花壇に花が植えられている。花の色は紫、赤、青など。花壇の仕切りはレンガ、手間には芝生が生えている。

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庭に土があるなら、地植えにすることも検討してみましょう。朝の水やりなどの世話が減るので、手入れがラクになります。平日の空いた時間や土日に世話をするだけでも育てられます。

ただし、地植えにするには日当たりや土の状態、隣家など周囲の環境などを考慮する必要があります。生育が著しい植物だと、生育範囲が広がって管理が大変になるので、事前によく調べておくことが大切です。

1.3 暑さ・寒さに強い、丈夫な植物を育てる

植物のなかには、環境の変化に敏感な植物もあれば、環境に適応して育つ植物もあります。できれば、後者のような丈夫な品種を選んで育てると、生育途中で枯れる心配が少なくなります。

1.4 雑草対策をする

できるだけ簡単に雑草対策をするなら、タイルやレンガを敷いたり、グランドカバープランツなどを植えたりするのがおススメです。

薬剤を使う方法もありますが、薬品を扱う以上、周りの植物にダメージを与える場合もあります。周囲の環境も考慮に入れて検討する必要があるので、購入前は注意事項なども必ず読んでおくようにしましょう。

1.5 水やりグッズを使う

植物への水やりは毎日おこなうのがいちばんですが、できない場合は水やりグッズを使うのも一案です。本来は旅行などで長期に家を空けるときに使用するものですが、水やりが思うようにできないときに活用してみましょう。

水やりグッズには市販の製品もありますが、自分でペットボトルを活用して作る方法もあります。本格的な自動散水装置なども販売されているので、自分のやりやすい方法を取り入れてみるとよいでしょう。

1.6 樹木は低木を選ぶか、鉢植えで育てる

庭に樹木があると、庭の雰囲気が大きく変わります。とくに高めの木を植えると、ナチュラルな雰囲気が増して見映えがよくなります。

とはいえ、2メートル以上に高くなるような木は、庭の大きさによっては剪定が必要になる場合もあります。毎年の手入れが大変になるので、低木を選択するか、中~高木を鉢植えにして育てると生長が抑制されることもあります。

お手入れ楽ちんな庭を作るコツをつかんだあとは、初心者でも育てやすい植物をいくつか紹介しましょう。初心者でも育てやすくてキレイな、長く咲き続ける美しい花。お気に入りを見つけてみませんか?