自身に合った老後資金計画を練る
今回のデータから明らかになったように、厚生年金と国民年金の平均受給額は年齢によって異なります。
自分の年金受給見込みについては、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用して確認しましょう。
また、本記事で示された年金月額やねんきん定期便、ねんきんネットでの見込額は、税金や保険料が天引きされる前の「額面」であることに注意してください。
年金以外の所得や居住地域、家族構成などにより差異がありますが、手取り額は額面の85~90%程度になることが一般的です。
そして、老後に向けた適切な対策を検討する必要があります。公的年金の増加や私的年金の準備、貯蓄の積み立て、そして資産運用も視野に入れて考えましょう。
NISA制度など、資産運用の選択肢は増えています。公的年金や私的年金にとどまらず、貯蓄や資産運用を含めて、自身に合った老後資金計画を練ってみてください。
参考資料
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「Q年金はいつ支払われますか。」
- 日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」
- 日本年金機構「ねんきんネット」
齊藤 慧