3. 新苗の栽培テクニック
3.1 新苗栽培カレンダー
3.2 購入後はすぐに植え付ける
新苗を家に持ち帰ったら、すぐに二回りほど大きな植木鉢に植え替えましょう。いきなり地植えするより、鉢植えで少しずつ鉢増ししながら養育するほうがオススメです。
根鉢をくずさないようにそっとポットから抜き出し、新鮮な土を入れた鉢に植え込みます。根が動かないように支柱を立てましょう。
3.3 タップリと水やりする
根が十分に伸び切っていないので、土を乾燥させないことがポイント。植え付け後はしばらくの間タップリと水を与えましょう。ぐらつきがなくなったら土の乾き具合を見ながら水やりします。
3.4 肥料を与える
植え付け後2週間ほど経過したら肥料を与えます。肥料は緩効性の化成肥料を1カ月に1~2回、株元にばらまきましょう。
3.5 夏までは花を咲かせない
新苗は8月までは花を咲かせないことが鉄則。最初は開花より株の生長を優先するためです。花を見たい気持ちをグッとこらえて、つぼみはすべてカットします。
秋になって株がたくましく育ったら花を咲かせて、心ゆくまで楽しみましょう。
3.6 シュートが伸びてきたら切り戻す
生長するにつれて茎が長く伸びたり、株元から「シュート」と呼ばれる元気いっぱいの新枝が出てきたりします。夏までは伸びた枝を半分程度まで切り戻しましょう。
切り戻しを繰り返すことで脇からさらに新枝が伸び、こんもりした樹形に整えられます。
バラを新苗から育てる醍醐味を味わいたくなってきたみなさんに、筆者が太鼓判をおす「強健なバラ おすすめ品種4選」を次でご紹介しましょう。
純白、アプリコット、ピンク、そして真紅のバラ。お気に入りは見つかるでしょうか?