2. 40歳代・50歳代「独身現役世代」の貯蓄額中央値・平均値は?
40歳代・50歳代の単身世帯(金融資産を保有していない世帯を含む)の貯蓄額平均値および中央値は次のとおりです。
- 40歳代:平均値559万円・中央値47万円
- 50歳代:平均値1391万円・中央値80万円
2.1 【40歳代】単身世帯の金融資産保有(貯蓄)額の分布
- 非保有 40.4%
- 100万円未満 11.1%
- 100万円~200万円未満 5.2%
- 200万円~300万円未満 4.0%
- 300万円~400万円未満 3.7%
- 400万円~500万円未満 2.5%
- 500万円~700万円未満 4.6%
- 700万円~1000万円未満 7.7%
- 1000万円~1500万円未満 6.2%
- 1500万円~2000万円未満 2.2%
- 2000万円~3000万円未満 4.3%
- 3000万円以上 4.3%
- 無回答 3.7%
2.2 【50歳代】単身世帯の金融資産保有(貯蓄)額の分布
- 非保有 38.3%
- 100万円未満 11.2%
- 100万円~200万円未満 5.2%
- 200万円~300万円未満 2.7%
- 300万円~400万円未満 3.6%
- 400万円~500万円未満 3.8%
- 500万円~700万円未満 4.6%
- 700万円~1000万円未満 5.5%
- 1000万円~1500万円未満 4.9%
- 1500万円~2000万円未満 4.1%
- 2000万円~3000万円未満 4.4%
- 3000万円以上 9.3%
- 無回答 2.5%
貯蓄額の中央値で見ると、40歳代は47万円であるのに対して50歳代は80万円です。年代が上がっても、増加額はわずかとなっています。
一方で、平均値は559万円から1391万円へ増加。3000万円以上の貯蓄をもつ世帯の割合が4.3%から9.3%へ倍以上に増えるなど、急増しているのが特徴です。
年収があがった方や老後を見据えて貯蓄を進めた方などの影響で、平均値が押し上がっているとも推測できます。
ただし「年代があがれば自然と貯蓄が増える」という考えにはリスクがあります。支出や収入事情は個々で異なりますし、貯蓄を増やしたいのであれば行動が必要になるからです。
次の章では、おひとりさまが意識したい「老後生活」へのマインドをチェックしていきましょう。