2. 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄100万円未満は何パーセントいるか

60歳代・二人以上世帯で「貯蓄100万円未満」の人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」より、60歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

2.1 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄100万円未満の割合

  • 26.9%

2.2 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄ゼロの割合

  • 21.0%

2.3 【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:2026万円
  • 中央値:700万円

貯蓄100万円未満は26.9%、このうち貯蓄ゼロという世帯は21.0%にのぼりました。貯蓄保有世帯に限定した調査結果も確認しましょう。

3. 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきます。

3.1 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄100万円未満の割合

  • 7.4%

3.2 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円以上の割合

  • 26.0%

3.3 【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:2588万円
  • 中央値:1200万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄100万円未満は7.4%まで減りました。一方、貯蓄3000万円を超える世帯は26.0%です。

平均は2500万円を超え、中央値は1000万円を超えました。

では、60歳代の世帯は手取り収入からどれほど貯蓄に回しているのでしょうか。

次章にて「手取り収入からの貯蓄割合」について確認しましょう。