2. 【Q&A】一年草の花や品種、育て方にまつわるQ&A
2.1 Q1:花をできるだけ長い期間咲かせるコツは?
A1:花ガラをこまめに摘み取りましょう
一年草は短い一生の中で、後継者となる種を作るという宿命を背負っています。なかには半年近く繰り返して花を咲かせて、せっせと種づくりにはげむ品種も。
咲き終わった花ガラを摘み取ると種ができないため、「もっと花を咲かせなきゃ!」とがんばって長い期間咲き続けてくれるというわけです。
また花ガラを放置しておくと腐って病原菌が発生しやすくなるので、枯れた花はできるだけ早く取り除きましょう。
2.2 Q2:一般的な品種ばかりで珍しい品種がないのでは?
A2:品種改良でレアな新品種もつぎつぎ登場しています
一年草は昔からなじみ深いとは言え、目新しさがなくてつまらない…と思う方もいるでしょう。色合いも華やか過ぎて、流行りのナチュラルガーデンには不向きかもしれません。
そこで注目したいのが近年の品種改良技術。育苗家の努力によって、おなじみの品種にも毎年のように新品種やニュアンスカラーの花が登場しています。
近くの園芸店には並ばないようなレア品種は、ネットでも購入可能なのでチェックしてみましょう。
2.3 Q3:一年草と二年草はどう違うの?
A3:一年草は種をまいた年に開花しますが、二年草はその翌年に開花します
その名のとおり一年草のライフサイクルは1年以内、二年草は2年以内で枯れてしまいます。種をまいてすぐに花を楽しみたいときは一年草がおすすめ。
さらにもう少し詳しく説明すると、海外と日本では夏や冬の気温が違いすぎるため、海外原産の品種が日本では一年草や二年草扱いとされていることもあります。
多年草を買ったのに1年で枯れてしまった…というときは、「気候が合わなかったんだな」と許してあげましょうね。
2.4 Q4:枯れたら必ず抜くほうがいいの?
A4:茶色く変色してきたら早めに抜きましょう
枯れた株は地面に倒れて腐りやすくなるので、早めに取り除きましょう。苗を引き抜くときは地上部だけでなく、地中に伸びている根も忘れずに。
土が硬くなっていることもあるので、株をすべて取り出した後はしっかりと耕して、フカフカの土壌にしておきます。
2.5 Q5:採った種はどのように管理するといいの?
A5:よく乾燥させたあとは、冷暗所でまき時まで保管しましょう
さやが黄色く変色してパンパンにふくらんできたときが、種を採取するタイミング。日光にしばらく当ててよく乾燥したら、封筒や紙袋に入れて植物名を記入し、密閉容器の中で保管します。
低温で乾燥した環境が好ましいので、冷蔵庫の野菜室などに入れておくのがおすすめです。
次では、育てやすくて花期が長い、ガーデニング初心者にもおすすめの一年草をイッキに紹介!最後に「一年草ガーデニングの極意」をお伝えします。
読み終わったら、園芸店やホームセンターでお気に入りの花苗を探しにいってみませんか?