3. ■ペットの不妊・去勢手術の実施率は?どのくらいの費用がかかる?
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
ペットを飼ったばかりの人や、これから飼いたいと思っている人にとって、重要な関心事項が「不妊・去勢手術」という人もいるかと思います。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によれば、犬猫の不妊・去勢手術の実施状況についてアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。
4. 猫8割、犬半数以上が不妊・去勢手術を受けている
4.1 【猫飼育者】現在飼育しているペットの不妊・去勢手術の有無
集計ベース:現在犬猫各飼育者 アンケート人数782
※猫の場合:、野良猫・地域猫給餌あり含む
- 不妊・去勢の手術を受けている :78.8%
- わからない:7.5%
- 手術を受けていない:13.7%
4.2 【犬飼育者】現在飼育しているペットの不妊・去勢手術の有無
集計ベース:現在犬猫各飼育者 アンケート人数1041
- 不妊・去勢の手術を受けている :55.3%
- わからない:4.8%
- 手術を受けていない:39.9%
調査の結果、猫では約8割、犬では約半数以上の飼い主が、不妊・去勢手術を行っていることがわかりました。
5. 不妊・去勢手術の費用は犬と猫で5000円の差
続いて、不妊・去勢手術の全国平均額を見ていきましょう。
日本獣医師会が2021年に実施した調査「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果(令和3年度)」によると、不妊手術診療料⾦中央値は以下のような結果になりました。
- <不妊手術> 猫去勢:1万2500円(中央値)
- <不妊手術> 犬去勢:1万7500円(中央値)
個体差や地域差もありますが、全国平均の中央値で比較すると、猫の手術費用は1万台前半、犬の手術費用は1万円台後半となりました。
6. 不妊・去勢手術は、飼い主が責任をもって考えよう
犬や猫に、子供を産ませるつもりがない場合、また、もし生まれてきても、その小さな命に責任が持てない場合は、飼い主が不妊・去勢手術をすることが大切です。
また、子供が生まれたものの、もし飼うことができない場合は、新しい飼い主さんを見つけるなど、最後までその命に責任をもちましょう。
命ある動物の一生について、その面倒をみる覚悟が必要ですね。
7. 普段は「アゴ乗せ」が大好きだという、かわいい一面も
さて、投稿主さんにインタビューをしてみました。
――出会いのエピソードを教えてください。
家から少し離れた地域で、きいちゃん家族(母猫、子猫3兄弟)がずっとウロウロしており、保護猫活動の方に捕獲を依頼していました。
しかし、場所を転々としていてなかなか捕獲出来ないでいたところ、 きいちゃんだけがうちの裏の扉の前にいたのです。 慌てて保護しました。 保護した時は、 ねこ風邪やダニにやられて目を開けられず、声も出ていませんでした。とても衰弱して酷い状態でした。
――普段はどのような子ですか?
きいちゃんは人間が苦手のようで、 お客さんが来てもずっと隠れて出てこないことが多いです。私以外の人はまだ警戒しているのか、全然近づかないです。
――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?
きいちゃんはヘソ天や大の字で寝ることがないので、基本あごのせか座って寝て寝るか、丸まって寝ています。
(一緒に暮らす猫の)コウちゃんに甘えたくて、 毛繕いしてあげたくて、そーっと近づきます。でも嫌がられることが多いので、ちょっと可哀想だなと思います。
――自慢のポイントは何ですか?
きいちゃんは本当によく鳴きます。お話しするように、 私に話しかけるように鳴いて、 必死に訴えるように鳴く時もあります。
私の姿が見えないと凄く鳴いて、座るとすぐ膝の上に乗ってきます。私にべったりな、 甘えん坊です。
うちは主人と私のふたりで、子どもがいないので、コウちゃんときいちゃんが子どもみたいな感じです。可愛くて仕方ないです。ふたりとも自慢のねこちゃんです。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
長島 迪子