2. 島がくびれてしまった理由は神による綱引き?

広島県と愛媛県の県境をまたいで所在する瓢箪島は、周囲700mほどの瓢箪の形をした無人島で、県境が横切る瓢箪形のくびれ部を挟んで、広島県側の最高所は標高約23m。愛媛県側の最高所は標高約35mとなっています。

右側にある生口島の神と、左側にある大三島の神が島取りを目的として綱引きを行ったため、くびれてしまった島の形を双方の島民が心配して和解することとなったという民話が伝えられているのです。

瓢箪島は1964年にNHKで放送が開始された、テレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島の1つとも言われているそうです(該当する島は複数あるそう)。

海と橋のイメージ写真

海と橋のイメージ写真

oku20161225/shutterstock.com

3. 広島県と愛媛県の観光消費額を紹介

ここからは、広島県と愛媛県の観光について紹介します。

広島県は、世界遺産の原爆ドームや厳島神社、鯉城の別名を持つ広島城などの観光地が有名です。2022年の観光消費額は3822億円で、前年に比べて+39%となっています。

愛媛県は、日本最古の温泉として知られる道後温泉や、標高1982mで西日本最高峰の石鎚山。サイクリストの聖地として知られるしまなみ海道サイクリングロードなどがあります。2022年の観光消費額は991億円で、前年に比べて+18.1%。

今回は、陸続きになっている広島県と愛媛県を紹介しました。

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参考資料

小野田 裕太