車好きの方にとって「乗りたい車に乗る」ことは、人生において最優先すべきものといっても過言ではないでしょう。

今回はトヨタの人気車種の1つ、「クラウンスポーツ」をピックアップ。

クラウンシリーズの中で最もコンパクトなクラウンスポーツを新車で買うには、「現金一括」・「フルローン」・「頭金あり&残金ローン」・「残価設定型クレジット(残クレ)」のいずれかの方法を選択することになるでしょう。

本記事では、ローンを利用してクラウンスポーツを購入する場合の返済シミュレーションをしていきます。

1. トヨタ「クラウンスポーツ」価格は590万円~765万円

トヨタ「クラウンスポーツ」

トヨタ「クラウンスポーツ」

出所:株式会社トヨタ自動車公式画像

トヨタ「クラウンスポーツ」は、新しいカタチのスポーツSUVです。

スポーティで躍動的かつ一目見ればワクワクするようなデザインであり、4眼ランプや両サイドを下げて配置することで低重心感を表現しスポーティな印象を高めています。

トヨタ「クラウンスポーツ」

トヨタ「クラウンスポーツ」

出所:株式会社トヨタ自動車公式画像

2.5Lプラグインハイブリッドシステムの最高出力は225kW(306PS)。シームレスかつ力強い加速を実現しています。

また、満充電からのEV走行距離は90km。その後はハイブリッド走行となり航続距離は1200km以上となります。

1.1 トヨタ「クラウンスポーツ」の本体価格

  • SPORT RS(PHEV):765万円
  • SPORT Z(HEV):590万円

HEVとPHEVの価格を単純比較すると175万円の差があります。

しかし、PHEVは「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象車種のため、55万円の補助金を受け取れます。

実質的な負担は710万円でHEVとの差は120万円となります。

2. 現金一括で購入できない場合は「マイカーローン」か「残クレ」

車の価格はピンキリ。とりあえず移動できたら良い、ということであれば新車でも100万円未満で購入できる車種もあります。

しかし、車の購入にあたっての選定基準は人それぞれ。絶対にクラウンスポーツに乗りたい場合、現金一括購入ができなければ金融機関やディーラーの「ローン」を検討することになるでしょう。

ローンを組んでクラウンスポーツを月々返済の分割で購入する場合、「頭金なしのフルローン」、「頭金あり&残金ローン」、「残クレ(残価設定型クレジット)」のいずれかの方法があります。

2.1 マイカーローンの借入可能額の上限は年収の半分が目安!でもケースバイケース

一般的に、マイカーローンの借入可能額の上限は年収の半分までと考えておきましょう。また、返済負担率は年収の20~30%程度が目安となります。

融資審査においては、年収以外に、勤め先の信用度、住宅ローンの有無、その他借入の有無、頭金の金額などから総合的に審査が行われ、最終的な借入可能額が決定します。

ディーラーや販売店を経由してマイカーローンを申し込んだ場合には、年収と同等額まで借り入れられるケースもあるようです。

ただし、無理な借入は厳禁です。念願のクラウンスポーツを手に入れても、マイカーローンの返済が追いつかずに手放すことになっては本末転倒。

借入上限額を基準にするのではなく、自身が無理なく月々返済できるかどうかを優先しましょう。

2.2 残クレ(残価設定型クレジット)とは?

残クレ(残価設定型クレジット)とは、数年後の買取保証額(購入車種の◯年後に見込まれる査定額)を残価としてあらかじめ設定し、車両価格から残価を引いた金額を支払う方法です。

この残価は、返済期間や市場価値によって設定されます。

たとえば、590万円のクラウンスポーツを36回払いの残クレで購入し、3年後の残価が200万円だった場合、1~35回目までは残りの390万円を月々返済していきます。残価200万円は、36回目の返済時に一括または分割で返済するか、クラウンスポーツを返却(残価の支払いは不要)して必要に応じて新しい車に乗り換えるなどの選択をします。

残クレの借入金利は、通常のマイカーローンよりも高めに設定されている傾向にあります。頭金ゼロでクラウンスポーツを購入する方法の1つとなる残クレですが、月々の返済額が高いのがネックです。

また、残価の支払いが完了するまでは自分の車にならない点にも注意が必要です。残クレ契約時に設定した残価への大きな影響がないよう走行距離に制限が設けられているので、ドライブを楽しみたいユーザーには適していないかもしれません。

その他、自由にカスタムできないことや、キズ・へこみなどがあれば追加費用が発生する可能性がある点にも注意が必要です。

しかし、3年や5年などのスパンで車を乗り換える人にとっては、支払総額を抑えられるメリットも。

ご自身のライフスタイルにあわせて、最適&オトクな方法でクラウンスポーツ購入を検討すると良いでしょう。

2.3 「マイカーローン」・「残クレ」はどこで申し込む?

マイカーローンは、ディーラーや販売店、銀行などで、残クレはディーラーで申込みが可能です。

マイカーローン

一般的に、ディーラーや販売店よりも銀行のマイカーローン(自動車ローン)の方が金利が低い傾向にあります。

ディーラーや販売店でマイカーローンを申し込むメリットとしては、手続きがスムーズな点があげられます。

残クレ

残クレは、ディーラーで申し込みをします。先述したとおり、マイカーローンに比べ金利が高い傾向にあるため、月々の返済負担が大きい点に留意が必要です。

またディーラーによって多少の違いがありますので、詳細はディーラーで確認しましょう。

次章では、実際にクラウンスポーツを購入する場合、ローンを利用すれば月々の返済額はどれくらいになるのか、シミュレーションしていきます。