【年金世代】70～79歳が受け取る「厚生年金」が高いのは本当か【2023年04月ベストセレクション】国民年金の金額やリアルな貯蓄額も深掘り

2. 「国民年金」70歳～79歳の平均受給月額はいくらか

ここからは、2022年12月に厚生労働省から公表された「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、国民年金の受給額を1歳刻みで確認します。

年齢により差があるのか確認してみましょう。

年齢別老齢年金受給権者数及び平均年金月額

出所：日本年金機構「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

国民年金（老齢基礎年金）の場合、年齢による顕著な差は見られません。

続いて厚生年金についても見ていきましょう。

同様に、厚生年金の受給額も見ていきます。こちらの数字には、1階部分である国民年金の金額も含まれています。

若干ではありますが、年齢が高いほど年金額が高くなる傾向にあります。

では、80歳以上はもっと年金額が高くなるのでしょうか。80歳以上も一歳刻みで見ることで検証してみましょう。

やはり年齢が高くなるほどに年金額は高くなると言えそうです。

年金の額は徐々に減少傾向にあるため、今後も少なくなる可能性は十分にあります。