【メルカリのスキマバイトサービス開始】メルカリだから始められる理由とは?
拡大期にあるスポットワークですが、いくつかのハードルもあります。メルカリの調査によると、これまでスキマバイトを利用したことがない人が挙げた理由には「登録などの手続きが面倒そう」「自分に合った仕事がなさそう」「スキマバイトという働き方に不安がある」などがありました。便利なサービスが登場している一方で、利用には慎重という人はまだまだ多いようです。
メルカリは同市場では後発となりますが、これらのハードルを逆にチャンスと捉えています。それは同社が持っている資産が課題解決にぴったりマッチするためです。ハロのコンセプトである「だれでも、すぐに、かんたんに」をそれぞれ紐解き、ポイントをみていきましょう。
まずは「だれでも」。メルカリの最大の強みは、2300万人以上のユーザーをすでに抱えているということです。しかもユーザー属性は性別・年代ともにバランスが取れているため、スキマバイトにおいても男女/全世代をターゲットにすることができます。
また、メルカリとスポットワークは相性が良いというデータもあります。同社の調査によると、スポットワーク利用者の半数以上がメルカリを利用しており、またメルカリ利用者の約750万人がスポットワークの利用意向があるそうです。
次に「すぐに」。これはメルカリの情報をハロにおいても引き継げるために実現します。他のサービスであれば本人確認や銀行口座の登録など面倒な作業を最初からする必要がありますが、メルカリであればすでに多くのユーザーが作業を完了しており、すぐに仕事を始められるというわけです。面接・履歴書不要で、給与は最短即日振り込みで受け取れるのもうれしいポイントです。
最後に「かんたんに」。ハロの求人では最短1時間から働くことが可能です。多業種でさまざまな仕事を揃えており、まさにメルカリで「買い物をする感覚」で仕事を探すことができます。別途専用アプリも用意していますが、メルカリアプリから利用することもでき、慣れ親しんだインターフェースで探せるということもユーザー体験の快適さにつながりそうです。
【メルカリのスキマバイトサービス開始】働ける場所は?サービス開始時の展開地域に注意
今回の発表会ではサービス開始時のパートナー(求人募集先)も紹介されました。顔ぶれとしては、コンビニ、飲食・カフェ、アパレル・小売、物流・倉庫、ドラッグストア、ホテル、ジムなどのチェーン店で、バリエーションは豊かです。
注意したいのはまずは1都3県(神奈川県、埼玉県、千葉県)でスタートするということです。他の地域での展開予定はまだ決まっていませんが、太田執行役員いわく「詳細な時期はお伝えできないが、そう長くはお待たせしない」とのことでした。
すでに提携しているパートナーの店舗は全国に4万箇所以上とのことなので、今後一気に働ける場所が広がっていくことになりそうです。また、当面手数料無料キャンペーンを展開するので、新しいパートナーも続々発表されると予想されます。