スキマ時間にさくっと働く「スキマバイト(スポットワーク)」が新しいワークスタイルとして拡大しています。その後押しとなっているのが、働く人と場所をマッチングさせる「スキマバイトサービス」の存在です。これまで以上に手軽に働ける仕組みができたことで、新規利用者が急増しています。

こうした市場の盛り上がりを受け、株式会社メルカリは2023年11月13日に同市場への参入と「メルカリ ハロ」(以下、ハロ)を発表。そして、2024年3月6日にいよいよハロの一部地域での提供を開始しました。本記事では同日に開催された発表会での情報をもとに、ハロではどこでどんな風に働くことができるのか、ポイントをチェックしてみました。

2024年3月6日に開催された「メルカリ ハロ」の発表会の様子

発表会で登壇している人の写真

筆者撮影

【メルカリのスキマバイトサービス開始】スポットワーカーが増加している2つの要因

タイミーなどのスキマバイトサービスがテレビCMなどを展開するようになり、「スポットワーク」の存在を認知したという人も多いかと思いますが、スポットワーク協会の調べによると2023年5月時点でスポットワーカーは国内に約1070万人いて、これは約3年前と比較して2倍の数字だそうです。

パート・アルバイト従事者が約1474万人(総務省「労働力調査(2022年)」)ということを考えると、労働現場においていかにスポットワーカーが欠かせない存在になってきているのか分かります。

スポットワーカーは直近3年で倍増している

スポットワークの市場環境を示したデータ

出所:メルカリ株式会社提供

ハロを統括している同社執行役員 CEO Workの太田麻未氏はスポットワーカーが急増している要因を2つ挙げます。1つめが「働き方の多様化」です。コロナ禍を経て、テレワークやフルフレックス、週休3日制、副業解禁などの動きが加速し、単一の仕事に縛られない働き方を選択する人が増えました。

総務省が発表している「東京都区部消費者物価指数」の中でも、正社員以外の労働者(出向社員を除く)が現在の就業形態を選んだ理由として「自分の都合の良い時間に働けるから」や「家庭の事情と両立しやすいから」が上位にきており、価値観が大きく変容していることがうかがえます。

2つめが「物価の上昇」です。こちらも総務省の「東京都区部消費者物価指数」からのデータになりますが、東京都23区の消費者物価指数は2023年に約3.0%上昇しています。この上昇率は第二次オイルショック以来とのこと。現にスポットワーカーの3~4割は正社員として本業のある人で、家計を助ける副収入源としていることが分かります。

メルカリの執行役員 CEO Workの太田麻未氏

女性が発表会でサービスを紹介している画像

筆者撮影