就活シーズンに入り、リクルートスーツを着た学生をビジネス街でよく目にするようになりました。就職活動をする学生に人気のある業種の一つがコンサルティング会社です。また、コンサルティング会社は新卒の学生だけではなく、実務経験のあるビジネスパーソンの転職市場でも人気があります。
はじめに
一口にコンサルティング会社といっても様々ですが、いわゆる「トップマネジメント・コンサルティング」というカテゴリーに属すマッキンゼーやボストン コンサルティング グループは、東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学といった有名国立・私立大学の学生には特に人気の企業です。
一方で、そうしたコンサルティング会社の中には上場していない企業もあり、その事業規模や収益性はあまり見えてきません。今回はそうした点について調べてみました。
トップマネジメント・コンサルの最高峰マッキンゼー
まず、マッキンゼーの売上高は一体どのくらいなのでしょうか。企業・業界分析ツールのSPEEDAによれば、2017年の売上高は8412億円で、従業員数は1万7500人いるとされています。
コンサルティング会社を分析する際には、売上高を従業員数で割り、一人当たりの売上高を見るのが証券アナリストがよくやる分析手法です。