その生産性について、マッキンゼーはどうなのかを見るために、上述の出所のデータをもとに、2017年の売上高を従業員数で割ってみましょう。

8412億円÷1万7500人=約4800万円

上記の前提では、マッキンゼー従業員一人当たりの年間売上高は約4800万円となります。

この売上高の中から従業員の給与が支払われます。もっとも、ポジションによって給与は異なるでしょうから、4800万円はあくまでも平均値に過ぎません。とはいえ、これが従業員へ支払われる給与の原資となるわけです。

野村総合研究所(NRI)と比較してみるとどうか

ちなみに、日本を代表するコンサルティング会社の野村総合研究所(NRI)はどの程度の規模なのでしょうか。

マッキンゼーとNRIは同じ事業内容とはいえませんが、規模感を把握するために数字を見ていきましょう。

NRIの2017年3月期の売上高は4245億円、営業利益は585億円と、マッキンゼーの約半分程度という水準です。またNRIの営業利益率は10%を超えています。一般的な製造業より収益率は高そうです。