3. 将来有望な息子「将来の夢」
大きな話題を呼んだ息子さんのすごすぎる「発明品」。
高木さんに息子さんが作ったシステムを見たときの心境を聞いてみると、「想定外で笑いました。ただそういうことができる技術力があるというのは嬉しかったですね。やることのセンスもいいと思いました」と話してくれました。
息子さんによると、インターフォン側、マイコン側の仕組みやディスコードのAPIはそれほど複雑ではなく「簡単にできる」とのこと。
一方で高木さんを驚かせたのは息子さんの発想力だそうで、「『初めからインターフォンが鳴らされた時に電圧が変化する端子が準備されている』っていうんですがどこでそんなものを調べたのかと。目的があってそこに向かって既存技術の組み合わせを発想する力が必要だなと改めて感じました」と話してくれました。
普段は静かにゲームをしているか工作をしていることが多いという息子さん。
そんな息子さんの将来の夢についても聞いてみると、「本人は回路設計のエンジニアになりたいようです。特に半導体回路の設計を勉強したいようです。今、半導体は注目されていますが時代の流れは早いので冬の時代も10年以内にくると思います。そんなときにも対応できるように、柔軟に新しいスキルをつけて徐々に守備範囲を広げる力をつけてほしいなぁと思います」と話してくれた高木さん。
息子さんがこれからどんな道に進むのか、今後の活躍が楽しみですね。
家のインターフォンに何かぶら下がっている。聞くと高専生の長男が「人が来るとDiscordにメッセージが飛ぶ」ようにしたらしい。ゲームで荷物に気づかないと怒られるからと。技術力の無駄遣いw pic.twitter.com/VcAZxXlFEC
— Hironobu Takagi / 高木 啓伸 (@hirotakagi) February 11, 2024
4. 実は父もナビゲーションロボットを開発中
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「発明品」について紹介しました。
息子さんの発明で注目を集めることになった高木さんですが、実はご本人も障がい者支援技術の研究者としてさまざまな開発に携わっています。
こちらは高木さんが開発に携わる視覚障がい者向けのナビゲーションロボット「AIスーツケース」です。
高木さんが副館長を務める東京都江東区の「日本科学未来館」では、最新のロボット技術などが展示されています。
日本科学未来館は10時~17時の開館時間(休館日は火曜日、年末年始)。入場料金は下記の通りです。
常設展
- 大人 個人630円
- 大人 団体500円
- 小学生(6歳以上)~18歳以下 個人210円
- 小学生(6歳以上)~18歳以下 団体160円
- 未就学児(6歳以下) 無料
常設展+ドームシアター
- 大人 940円
- 小学生(6歳以上)~18歳以下 310円
- 未就学児(6歳以下) 無料
年間パスポート
- 大人 1250円
- 小学生(6歳以上)~18歳以下 410円
※団体は8名以上
※土曜日は18歳以下無料、特別展は別料金
参考資料
小野田 裕太