もうすぐ春。花の季節がやってきますね。でも、春が終わると花が少なくなり、庭が寂しくなってしまうというお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

「できれば一年中花が咲いている庭にしたいけれど、あまり手間をかけられない」という方におすすめなのが、開花期の長い花。一度植えれば、長い期間花を楽しめますよ。

この記事では、春から秋までずっと咲き続ける多年草や一年草を6つ、参考価格とともにご紹介します。春が植えどきで、初心者でも育てやすい植物ばかりなので、ぜひ今年から庭にお迎えしてみてくださいね。

1. 春・夏・秋、ずっと咲き続ける花!大きな花壇におすすめの多年草&一年草3選

1.1 バーベナ[一年草・多年草]

バーベナ Verbena/クマツヅラ科

バーベナの花が一面に咲いている。色は白、ピンク、紫、赤。

Skyprayer2005/shutterstock.com

バーベナは、サクラに似た小花が集まった球状の花を咲かせます。白、赤、ピンク、紫など、かわいらしい花色が多く、品種も豊富。草丈や草姿も、品種によってさまざまです。

一年草タイプと多年草(宿根草)タイプがあり、多年草タイプの方が夏の暑さに強いです。どちらのタイプも春から秋まで花を咲かせますが、一年草タイプは真夏に花数が少なくなることがあります。

日当たりと風通しのよい場所に植え、ときどき花がら摘みをして固形肥料を適量与えると花付きがよくなります。多年草タイプは「宿根バーベナ」と呼ばれ、冬に地上部が枯れますが、春にまた芽を出して成長します。※参考価格:200~1300円前後(3号ポット苗)

1.2 ガウラ(ハクチョウソウ)[多年草]

ガウラ Gaura lindheimeri/アカバナ科

ガウラ(ハクチョウソウ)の白い花が青空に揺れるように咲いている。

Landrausch/shutterstock.com

ガウラは蝶に似た可憐な花を咲かせることから、ハクチョウソウとも呼ばれます。花色は白、ピンク、赤など優しい色なので、ナチュラルガーデンにおすすめ。草丈が高い品種が多く、風が吹くとたくさんの蝶が舞うような素敵な風景が楽しめます。

日当たりと風通しのよい場所に植えるだけで、たくさんの花が楽しめます。暑さ寒さにも乾燥にも強く、地植えなら水やりや肥料もほとんど必要ない、育てやすい多年草です。

冬に地上部が枯れることも多いですが、春になるとまた芽を出し、毎年きれいな花を咲かせてくれますよ。※参考価格:300~700円前後(3号ポット苗)

1.3 マリーゴールド[一年草]

マリーゴールド Tateges/キク科

オレンジ色のマリーゴールドの花が咲いている。

Printemps PhotoArt/shutterstock.com

ビタミンカラーの丸い花を元気に咲かせるマリーゴールド。夏の暑い時期でもぐんぐん成長し、黄色やオレンジの花で花壇を明るく彩ってくれます。とくにアフリカンマリーゴールドの系統は猛暑に強く、大きめで豪華な花が咲く品種が多いです。

独特の香りの花には防虫効果があり、家庭菜園に植えるとコンパニオンプランツとしても活躍してくれますよ。

日当たりと風通しのよい場所に植えると病虫害を予防できます。ときどき花がら摘みをすると花付きがよくなります。地植えなら、肥料や水やりはあまり必要ありません。※参考価格:150~400円前後(3号ポット苗)