2. 鉢植えクリスマスローズの管理のコツ

クリスマスローズの鉢植え

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2.1 鉢の選び方<形状・見た目>

生長とともに根は下へと旺盛に伸びる性質があるため、植える鉢はできるだけ深さのある縦長タイプがオススメです。大きな鉢底穴が開いていれば、水はけもよくなります。

葉や花が大きく広がりボリューミーな草姿なので、鉢もどっしりとして安定性のよいものを選びましょう。ローズマリーの高貴な雰囲気にピッタリな、デザイン性の高い鉢もオシャレです。

2.2 植え付け

植え付けの適期は10~3月。根を傷めると弱ってしまうので、元の鉢からそっと優しく引き抜きましょう。蒸れないように鉢底石を多めに入れた鉢に土を入れ、根を軽くほぐしてから植え込みます。

2.3 栽培環境

クリスマスローズ/Helleborus

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10~4月は日が当たる場所がよく、5~9月にかけては明るい半日陰が適しています。蒸れないように風通しのよい場所で育てましょう。

2.4 水やり

鉢植えは冬も水切れを起こさないように気をつけるのがポイント。年間を通じて土の乾き具合を見ながら、乾いていたら鉢底から染み出るまでしっかり水やりします。

新葉や花芽が伸びて開花が終わる季節までは、タップリと水を与えましょう。6~9月には生育スピードが遅くなるので、水やりの頻度も控えめにします。

2.5 肥料

花をたくさん咲かせるためには十分な肥料も必要です。とくに開花前には栄養補給のため、10月・12月・2月に緩効性の置き肥を施しましょう。

開花が始まったら、月に2回程度液体肥料を与えるのも効果的です。置き肥が夏まで残っていたら、病気の原因になるので取り除いておきましょう。

2.6 植え替え

クリスマスローズは根を旺盛に伸ばし、すぐに鉢いっぱいになって根詰まりしやすくなります。かといって植え替えを頻繁に行うと根を傷めやすいので、できれば2~3年に1回程度が理想的。

そこで10~12月頃になったら、二回りほど大きめの鉢に植え替えるのがオススメです。しばらくの間鉢に余裕があり、半休眠期なので根鉢を少し崩してもかまいません。