「季節の花が咲くオシャレな庭をつくりたい」「でも手間はかけたくない」というときは、宿根草を中心にレイアウトするのがオススメ。
環境が合えば植えっぱなしで何年も花が楽しめ、手間いらずなのに花が楽しめるローメンテナンスの庭をつくることができます。
今回は、人気の宿根草とおすすめの組み合わせ方をご紹介。ぜひローメンテナンスの庭づくりにお役立てください。
1. 宿根草の組み合わせ方
宿根草を組み合わせるときは、開花期が異なる植物同士を選ぶようにします。そうすることでシーズンごとに違う花が咲き、四季の移ろいを贅沢に楽しむことができます。
また、庭の環境を確かめておくのも大事なポイント。特に日当たりが悪い場所は、耐陰性が強い花を選ぶことが重要です。
これからおすすめのオススメの宿根草を紹介します。スペースと相談しながらお庭に合う植物をセレクトしてみてくださいね。
2. ローメンテナンスな庭におすすめ! こんもり感がある宿根草3選
2.1 【アジュガ】日陰の庭を彩る花
耐陰性が強いアジュガは日陰の庭で大活躍。
紫やピンク、白やチョコレート色の穂状の花をスッと立ち上げ、暗くなりがちなスペースに彩りを添えてくれます。
横に広がりながら増えるのでグランドカバーとして楽しむのもおすすめです。※300~500円前後(3号ポット苗)
<アジュガ概要>
- 花期:4~6月頃
- 花色:パープル
- 耐暑性:やや弱い
- 耐寒性:強い
- 耐陰性:あり
2.2 【ムスカリ】春の訪れを告げる花
ムスカリは春の訪れを告げる花のひとつ。寒さが残る3月頃から梅雨前にかけ、ブドウのような粒状の花姿で楽しませてくれます。
草丈が低いのでグランドカバーにして楽しむのもオススメ。
青やピンク、白やグリーンなどの花色があるので、庭の雰囲気に合わせてセレクトしましょう。※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)
<ムスカリ概要>
- 花期:3~4月頃
- 花色:ホワイト、ピンク、パープルなど
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 耐陰性:あり
2.3 【クレマチス】開花時期が違う品種が豊富
春と秋に咲く四季咲き種や夏に咲く品種、さらには冬咲き種など開花時期が違う種類が揃うクレマチス。それぞれを組み合わせれば、年間を通してクレマチスが咲く庭をつくることができます。
花は白や青、ピンクや赤などがあり、一重咲き・八重咲き・ベル咲きなど花の形もさまざま。
つる性の特徴を生かしフェンスや窓辺、外壁やアーチなどに這わせれば、立体感のあるオシャレな庭に仕上げられるでしょう。※参考価格:500~3000円前後(3号ポット苗~5号鉢)
<クレマチス概要>
- 花期:品種により。早咲き品種は3月頃~
- 花色:ホワイト、ピンク、パープルなど
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 耐陰性:花月は悪くなるが、半日陰でも育つ