ユニフォームネクスト、17年通期の売上高は前年比18.2%増 来期は物流拠点の集約で効率化を進める

2018年2月16日に行われた、ユニフォームネクスト株式会社2017年12月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:ユニフォームネクスト株式会社 代表取締役社長 横井康孝 氏

17/12期 ハイライト

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横井康孝氏(以下、横井):横井と申します。本日は弊社の決算説明会にお集まりいただき、ありがとうございます。

さっそくですが、当社2017年12月期の決算説明を始めます。本日はよろしくお願いいたします。

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まずは事業実績ということで、ハイライトでお伝えいたします。

文字が小さくて申し訳ないんですけれども、売上高34億6,700万円、前年比18.2パーセント増、営業利益は3億3,400万円、前年比6.6パーセント増、経常利益3億2,400万円、前年比3.2パーセント増という結果となっております。

売上高・営業利益は通期予想を達成しており、経常利益は上場一時費用により予算未達となっております。

部門の内訳です。サービス部門が売上高18億8,800万円で前年比19.2パーセント増、オフィスワーク部門が売上高13億9,600万円で前年比23.3パーセント増となっております。

これ以外にも、地元・福井県の営業部隊があります。そちらは、前々年にプリントショップを譲渡し、その分の売上が減少しております。2017年は年間で3,500万円ぐらいマイナスで、(全社)トータルの売上では(前年比)18.2パーセント増にとどまってております。

トピックスとしては、17年12月期は、サイトの整理統合をしました。「カッパライフ」楽天モールの撤退です。さらにサブサイトをメインサイトへ統合し、介護ユニフォームのサイトと、食品白衣ユニフォームのサイトを、それぞれ「クリニックユニフォーム」「フードユニフォーム」に統合しました。

カッパライフが楽天モールを撤退した理由は、自社サイトに力を入れていこうということです。

当社のメインターゲットはBtoBですので、BtoCのお客さまが多い楽天の限界を感じ、そこを縮小しながら昨年6月に完全撤退しました。

フードユニフォームと飲食店ユニフォームの楽天サイトは残っていますが、そちらも撤退に向け、ほとんど広告を使わずに、徐々に減らしていくという状況です。

サブサイトをメインサイトに統合したのは、当社は自社でサイトの全部を製作管理しているのですけれども、効率が悪いため、介護と食品白衣に関しては、主要4サイトの中のクリニックとフードに統合しました。

ほかに弊社はフードユニフォーム・ワークユニフォーム・クリニックユニフォーム・オフィスユニフォームという主要4サイトと「カッパライフ」という雨合羽専門サイトもやっております。

BtoBのお客さまもいますが、BtoCが主なお客さまになっており、将来的にAmazonに勝つ方法がないため、縮小しております。こちらも前期売上高で2,700万円ほど、結果的に減少していっております。

業績概要

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業績概要です。

売上は34億6,700万円、前期比118パーセントです。通期予想が33億8,600万円でしたので、達成率102パーセントとなっております。

売上総利益が13億4,100万円、前年比118パーセントで、対売上比に関しては38.7パーセントと、前期より0.2パーセント悪化していますが、ほぼ横ばいの状況です。

販売管理費は10億700万円で前年比122パーセント、こちらは対売上比も増加している傾向です。

営業利益は3億3,400万円で前年比107パーセント、対売上比は9.6パーセントとなっております。通期予想は3億2,500万円ですので、達成率103パーセントです。

経常利益は3億2,400万円で前年比103パーセント、通期予想は3億2,500万円でしたので100万円マイナスとなっております。

業績概要(四半期)

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業績概要の四半期です。

当社は季節性の商品を扱っていることもあり、第1四半期から第4四半期で(業績に)変動があります。

第1四半期の売上は、7億100万円、第2四半期が10億2,800万円、第3四半期が7億7,200万円、第4四半期が9億6,400万円です。第2四半期と第4四半期が、売上の多い月となっております。ただ、前期・後期で見るとほぼ同等になっております。

販管費は売上に応じてではなく、広告投資が先行してかかるため、第1四半期から第4四半期まで、そこまでばらつきがなく、営業利益も第2四半期・第4四半期に傾く傾向となっております。

財政状態

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財政状態です。

今期はIPOで増資した結果、自己資本比率が上がり、最終的には70パーセントを超えている状況です。

営業利益の増減分析

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営業利益の増減分析です。

昨年の3億1,300万円に、売上増加分として2億700万円が増えておりますが、粗利率低下により600万円のマイナス、販促強化で1億700万円のマイナス、人件費増加で3,300万円のマイナス、その他3,900万円のマイナスがあり、今期の営業利益は3億3,400万円となっております。

「その他」に関しては、上場のタイミングでの租税公課が3,900万円を占めている状況です。

キャッシュ・フローの推移

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キャッシュ・フローの推移です。

営業活動によるキャッシュ・フローで2億3,300万円、財務活動によるキャッシュ・フロー、IPOに伴う増資で5億500万円増えており、トータルは7億円強、増えている状況です。

売上高の推移

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売上高の推移です。

2015年の12月期が25億円で、2016年が29億円、2017年が34億円というかたちで、順調に増えてきております。

売上総利益・売上総利益率の推移

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売上総利益・売上総利益率の推移です。

売上とともに増えてきております。2015年が38.6パーセント、2016年が38.9パーセント、2017年が38.7パーセントとなっております。

売上が増えて、メーカーさんからの取引量が増える中で、仕入価格の交渉により仕入価格は少しずつ改善していますが、商品によって、粗利益率が若干違う部分があります。

今伸びているサービス部門ではクリニックユニフォーム、オフィス部門ではオフィスユニフォームの売上規模がまだ小さく、メーカーさんとの交渉力がまだない商品、粗利益率が低い商材が売れていっています。

そのマージミックスで、少し利益率が下がっていたという状況です。こちらは将来的に改善すると考えております。

営業利益・営業利益率の推移

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営業利益・営業利益率の推移です。

2015年が2億8,000万円、2016年が3億1,300万円、2017年が3億3,400万円で、利益率が11パーセント、10.7パーセント、9.6パーセントです。昨年より1.1パーセント、悪化しているのが状況です。

この悪化している1.1パーセントは、粗利益率が0.2パーセント落ちていることと、販管費に原因があります。そちらの方で説明します。

販管費の推移

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販管費の推移です。

人件費は前期11.4パーセントと、前々期が12.3パーセントで1パーセント減っております。

その代わり、広告費の割合が増え、6.7パーセントが8.8パーセントとなり、こちらが最終的な営業利益率に影響している原因となっております。

その他と運賃は、ほぼ横ばいとなっております。

UU推移

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公表しているユニークユーザーの推移です。

(スライドを指しながら)前々期の平成28年、2016年は第1四半期、第2四半期、第3四半期、第4四半期と、こういった数字で伸びてきておりました。

今期、2017年は、第1四半期は順調で第2四半期からユニークユーザーの伸び率と売上の伸び率が、あわなくなりました。

これは、モールやカッパサイトなどユニークユーザーが多いサイトを縮小していることと、広告費の使い方が、これまではインターネット広告メインだったものをカタログDMに広告費をシフトしたことによって、UUが伸びないというかたちになっています。

インターネットで買っていない全国の新規のお客様にカタログを送ってファックスでご注文をいただく、もしくは、カタログを見てネットでご注文いただくお客様ですので。

AU(フード楽天、カッパを除く)と売上推移

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そこで、UUをKPIとすることは、現在当社が進めている方針にあっていないため、今後、アクティブユーザーをKPIとして見ていこうと進めております。

ユニフォームという商材は、お客様によって、5年に1度買うお客様もいれば、毎月買うお客様もいる、ということで、なかなかどこで離脱と判断するかが難しかったのですが、全顧客が1度購入して次に購入するまでの期間を測ってみたところ、2年で一旦離脱すると考えて、アクティブユーザーを定義しようということにしました。

1度購入したお客様が2年間経つと離脱し、アクティブユーザーから外れます。新規で購入されたお客様はアクティブユーザーに追加され、離脱したお客様が外れます。

離脱してまた復活したお客様も、当然アクティブユーザーになるということで、その数字を月ごとに追って出しております。この数字を社内のKPIとしてやっていこうと考えております。

18/12期 通期業績予想

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2018年12月期の事業計画です。

通期業績予想は、売上高40億円、営業利益3億4,200万円、経常利益3億4,100万円、当期純利益2億2,100万円、1株当たり配当金予定20円としております。

成長率は、それぞれ、売上高が15.4パーセント、営業利益2.4パーセント、経常利益5.2パーセント、当期純利益1.1パーセントです。

18/12期 事業計画 概略

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事業計画の概略です。

売上高は40億円と前年比15.4パーセント増で、引き続き広告費を投入して、売上を増加させていきます。

後ほどご説明いたしますけれども、新社屋の建設準備に入っており、物流倉庫をそちらで新設いたします。

現状、在庫スペースが限られてきており、しっかり在庫を確保して販売することに限界がきております。引っ越しによる影響を加味しまして、若干、ネガティブかと思われるかもしれませんけれども、今期は前年比15.4パーセントで(売上高の)予算を出しております。

売上総利益は15億3,700万円です。今期は若干、粗利益率の比較的低いクリニック、オフィスが売上の増加率が高いだろうと考えています。まだメーカーとの交渉が大きくできるような段階ではないということで、粗利益率は若干の低下を見込んでおります。

販売管理費は11億9,400万円で、18.6パーセント増です。広告宣伝費は増加させます。社員の賃金水準は若干引き上げて、前期は売上対比の比率を下げましたが、今期は横ばいで見込んでおります。また、移転費用を加味しています。

営業利益は3億4,200万円、前年比2.4パーセントです。

18/12期 トピックス

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18年12月期のトピックスです。

新社屋移転が1番メインの事業になります。スケジュールは2018年11月竣工、2019年1月稼働という予定で進めております。

ただ、福井県は大雪の影響がありまして、若干遅れる可能性もありますが、なんとかこのスケジュールで進めたいと準備しております。

規模は、投資規模13億円、こちらは土地・建物・初期設備を含んでおります。

延床面積は7,766平米となっております。1階はほぼ全面物流倉庫として使用いたします。2階がオフィスと物流加工、一時保管というかたちで考えております。

新社屋移転の目的です。当社は現状、サービス部門とオフィスワーク部門の在庫を置く場所を、別々にしており、サービス部門に関しては、外部倉庫・委託倉庫に依頼をしております。

部門によって同じ商品を取り扱っており、自社物流倉庫にも外部の倉庫にも同じものが置いてあるということで、その意味で非効率な現状があります。

また、ユニフォームには社名の刺繍やプリントがありますが、こちらは自社物流倉庫でしかできていないので、加工の必要がある商品は外部倉庫から自社物流に運んで、そこで加工して出荷します。こちらも非常に非効率なことをやっているので、物流拠点を集約して、効率化を進めるということが目的の1つです。

現状、本社オフィスと物流が別ということで、接客・制作・加工・物流を一体化して、サービス品質の向上を狙っていきます。

先ほどご説明したように、当社はユニフォームを販売していく上で、在庫が武器となるので、事業規模拡大のために在庫スペースを確保していく目的で、新社屋移転を計画しております。

販促強化の部分では、広告費の比重をカタログに高めていっております。

現状では、フードユニフォーム・飲食店向けのカタログと、ワークユニフォーム・作業服のカタログ、クリニックユニフォーム・病院関係のカタログ、ミニカタログとして整骨院の専門カタログを作っております。

今年は介護施設用のカタログを新たに発行するということで、準備しております。

また、ここには記載はしていませんが、オフィスユニフォームのカタログを制作して、すでに当社で作業服や病院の白衣をご購入いただいているお客様に対して、受付や事務職で着ている事務服も一緒にご購入いただきます。これまでご購入いただいたお客様、今後ご購入いただくお客様に、事務服・オフィスユニフォームを一緒に提案していくというかたちで、今年、取り組んでまいります。

システム計画は、当社は2年前にリニューアルしたシステムですが、ユニフォームを購入するお客様の利便性をもっと高めようとしています。

ライバルのAmazonさんやASKULさんやMonotaROさんなどはさまざまな商品を扱っている中で当社はユニフォームだけを扱っています。

そのような状況で、ユニフォームを買うお客様だけが便利な機能、そのお客様が、他のポータルサイトでさまざまな商品を扱っているところとは別に「さすがユニフォーム会社だから使い勝手がいいな」という、購入の利便性を高めるシステムを作るために、要件定義をスタートさせております。

もう1点、AIの導入です。いろいろな企業さんが導入しているとは思いますが、当社もAI導入を検討しています。

当社は接客対応を、会社の武器としていますので、そこをAIで代わりにやるという発想は、今のところはありません。

AIで何をするかというと、接客のスタッフがこれまでいろいろなことを覚えないといけない、お客様と対応する時に気を使わないといけない、というなかで事務的なことをAIでサポートし、もっとお客様に寄り添った対応ができるようにということです。

返品方法や、お客様に案内することなどをAIでサポートすることによって、接客スタッフは、お客様とのコミュニケーションを第1に考えて接客できるような体制を構築していくために、AI導入を今検討している状況です。

以上で、ユニフォームネクストの決算説明会のご案内を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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