「手間をかけずに、毎年花が咲く庭をつくりたい!」という方におすすめしたいのが、多年草です。

多年草とは、植えっぱなしでも毎年葉や花をつけて成長する植物のこと。1年で枯れてしまう一年草と比較して、植え替えの手間がかからず、毎年成長していく姿も楽しめます。

多年草の中には、冬に地上部が枯れてしまう植物もありますが、できれば冬も楽しめるお庭にしたいですよね。

そこでこの記事では、冬でも葉をつけている「常緑多年草」の中から、とくに育てやすく、これから植えられる「春植え」のものを7つご紹介します。

1. 植えっぱなしでナチュラルガーデン!毎年可憐な花が咲く多年草2選

1.1 ナデシコ(ダイアンサス)

ナデシコ Dianthus/ナデシコ科

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花びらの先が細かく割け、細い糸をまとったような繊細な印象の花を咲かせるナデシコ。花期が春から秋までの約半年ととても長く、次々に花が咲く多年草です。

花色が豊富で、赤、白、ピンクなど優しい色が多いため、ナチュラルガーデンにぴったり。花持ちがいいので、切り花にして楽しむのもおすすめです。

日当たりと風通しのよい場所に植えると、花付きがよくなります。湿気に弱いので、乾燥気味に育てましょう。

※参考価格:200~900円前後(3号ポット苗)

1.2 ヒューケラ(ツボサンゴ)

ヒューケラ Heuchera/ユキノシタ科

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初夏に、とても小さな釣り鐘型の花を咲かせるヒューケラ。こちらも花持ちがいいので、切り花にしてお部屋に飾れます。

ヒューケラの魅力は可憐な花だけでなく、カラフルで変化に富んだ形の葉。品種が豊富で、さまざまな色や形の葉と、花色の組み合わせが楽しめる多年草です。

日差しが強いと葉が焼けてしまうので、日陰で育てましょう。シェードガーデンの彩りにおすすめです。

※参考価格:300~900円前後(3号ポット苗)