2月中旬からは確定申告期間に入ります。手続きの準備に取り掛かった方もいるのではないでしょうか。年間の収入や払った税金を意識する時期ですね。
大手生命保険会社のソニー生命は2023年12月14日に、2023年版の生活意識調査の結果を発表しました。
47都道府県別に、自慢ポイントや住みたい都道府県ランキングなど、さまざまな情報が掲載されています。
なかには、マネー関連をテーマにした質問項目もありました。
そこで今回はソニー生命が発表した「生活意識調査2023」の結果をもとに、関西地方のお金事情を紹介します。
1. 関西のお金事情は?「生活意識調査2023」の結果を紹介
ソニー生命が発表した「生活意識調査2023」では、2023年11月2日~11月10日の9日間にかけて調査が行われました。
回答したのは各都道府県100人ずつ、合計で4700人です。
年齢層は20~59歳と幅広く、質問項目も年末年始の過ごし方・なりたい自分・暮らしやすさ自慢などさまざま。
今回はそのなかから、お金に関する質問と回答をピックアップして紹介します。
2. 「自分は倹約家だと思う」と回答した人の割合は?
無駄遣いをしない、キャンペーンやタイムセールを活用するなど、できる範囲での倹約を心掛けている方も多いでしょう。
ソニー生命の「生活意識調査2023」における「自分は倹約家だと思う」と回答した人の割合が多い都道府県トップ10は、以下のようになりました。
- 1位:徳島県 67%
- 2位:茨城県 61%
- 3位:埼玉県、滋賀県 59%
- 5位:三重県、大阪府 58%
- 7位:岐阜県、兵庫県、香川県57%
- 10位:神奈川県、山口県55%
トップ10にランクインした都道府県のうち、3府県は関西が占めていました。
日本三大商人にも数えられている近江商人や大阪商人の拠点であったことが影響し、現代の人も倹約家が多いのかもしれませんね。
3. 「自分はマネー関連の知識が豊富だ」と回答した人の割合
2024年1月から新NISAが始まり、資産形成や投資をする人が増えつつあります。
将来に備えて、お金の勉強を始めた方もいるのではないでしょうか。
ソニー生命が実施した「生活意識調査2023」で「自分はマネー関連の知識が豊富だ」と回答した人の割合トップ10は、以下の表のようになりました。
- 1位:大阪府24%
- 2位:埼玉県23%
- 3位:神奈川県22%
- 4位:山梨県、奈良県21%
- 6位:北海道20%
- 7位:宮城県、京都府19%
- 9位:東京都、福岡県18%
1位には、大阪府が24%でランクインしました。
トップ10を見てみると、関西が3府県、関東が3都県のほか、東北地方の中心である宮城県と九州地方の中心の福岡県も登場しています。
全国展開している金融機関や証券会社の本店・支店の数が多い地域は、マネー関連の情報にも触れる環境が整いやすいことが、調査結果にも影響しているのかもしれません。