万が一に備えて、複数の保険商品に加入している人は多いでしょう。
必要な保障であることを理解し、納得して加入したはずなのに、時間が経過すると「いまの保障で足りてるのかな?」、「もう少し保険料が安いものはないのかな?」と見直しを検討し始める人は少なくありません。
また、結婚や出産などを機に、新たな保障が必要になるケースもありますし、お子様の成長に合わせて保障を減らした方が良いケースも出てくるでしょう。
今回は、43歳(独身)会社員からの「保険を見直すべきか?」というご相談にお答えしていきます。
1. 生命保険の加入率は何パーセント?
医療保険や年金保険といった生命保険会社が取り扱う保険商品全般を「生命保険」といいます。
病気やケガ、介護、死亡などのリスクに備えて、ご自身に必要な保険に任意で加入します。
日本には非常に多くの保険商品があり、その保障内容も多種多様ですが、保険に加入する人はどれくらいいるのでしょうか?
一般社団法人 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」によると、生命保険・個人年金保険の世帯加入率は全体で89.8%。約9割の人たちが、何かしらの保険商品に加入していることが分かりました。
- 全 体:89.8%
- 29歳以下:70.2%
- 30~34歳:90.7%
- 35~39歳:89.4%
- 40~44歳:93.2%
- 45~49歳:94.0%
- 50~54歳:93.0%
- 55~59歳:94.8%
- 60~64歳:92.4%
- 65~69歳:93.8%
- 70~74歳:88.2%
- 75~79歳:85.0%
- 80~84歳:80.2%
- 85~89歳:67.5%
- 90歳以上:52.2%
保険の加入率は、年齢が上がるごとに上昇。55~59歳の加入率が94.8%と最多となり、ここをピークに60歳以降は低下していきます。
現役世代においては、ほとんどが何かしらの保険に加入していることが分かりました。
2. ご相談:「保険」を見直すべきでしょうか?
43歳(独身)会社員から、保険の見直しについて以下のご相談をお受けしました。
- 15年ほど前に前職の会社に出入りしていた保険会社の人に勧められた保険に加入
- 同じタイミングで、同じ保険に加入した元同僚が当該保険の見直しを行ったので気になり始めた
- 保障内容について、はっきり覚えていないが、加入年齢が若いほど保険料が安いこと、必要な保障だと納得して加入した記憶がある
ご相談者は、15年ほど前に加入した保険を継続し続けていましたが、元同僚が保険の見直しを行ったことを機に、ご自身も見直すべきか気になったようですね。
こうしたケースは珍しくありません。また、ご自身が加入している保険商品の保障内容をはっきりと覚えていない人も少なくないでしょう。