3. 回答:定期的な見直しは必要!まずやるべきことは?
ご相談者は、加入中の保険商品の保障内容をはっきりと把握していないようですので、一般的な考え方をお伝えしておきましょう。
保険商品は、少しずつ保障内容が変わったり、同じ商品でも新しい保障内容が追加されたりするなど、徐々にその中身が変わっていきます。
また、家族構成やライフステージに応じて必要な保障も変わります。
医療の発展により入院日数が減少傾向にあるため、過去に加入した保険の保障が手厚すぎる、あるいは入院日数が短く
給付金を受けられないケースも。
自分の保障が最新の保障と比べてどうなのかを確認する意味でも、定期的な見直しはおすすめです。
3.1 保険の見直しの前に、加入中の保険契約の保障内容を確認する
さて、今回ご質問いただいた「会社ですすめられた保険に入ったままで、見直しをすべきかどうか」という件については、「見直しするかは別として、まずは今の自分の保障内容を再確認する」ことから始めるのが良いでしょう。
中身が分からない状態では、見直しすべきかどうかを判断することはできません。
加入した保険会社の担当者に、自分の保険内容について説明してもらいましょう。その上で、見直すべきかどうかのジャッジをすべきです。
加入中の保険商品の保障内容を確認する際のポイントは、当時の保障と最新の保障がどう違うのか?ということ。
最新の保障が必ずしもご自身に最適なものとは限らないため、細かく確認しておきましょう。
4. 保険の見直しを行う際の注意点とは?
医療の発達や、ご自身のライフステージなどに応じて最適な保障に組み替えていくことは重要なことです。
しかし、一度解約した保険は元に戻すことができないため、保険の見直しは慎重に進める必要があります。
ご自身が現在加入中の保険の保障内容を再確認したら、下記に注意しながら見直しすべきかの判断を行いましょう。
- 最新の保障を受けられる保険を新たに組み直すことで保険料がどれくらい変わるのか
- 同様の保障を受けられる複数の保険商品と比較する
他の保険会社と比較をすることで、同じような内容であっても保険料が安くなったり、その会社にはない保障内容があったりする可能性もあります。
初めから一つの会社の中だけで検討するのではなく、複数の会社で比較をし、自分が納得のいく会社、保障内容で見直しをするのが良いでしょう。
5. まとめにかえて
保険の見直しは、定期的に行うことをオススメします。
そして、可能であれば複数の保険会社の商品を比較し、自分がこれだと思った商品に乗り換えるのが良いでしょう。
そうはいっても、なかなか自分で複数の保険会社を比較したり、各保険会社の内容の細かい違いまで比較したりするのは簡単ではないでしょう。
そういった場合には、ぜひ保険のプロに一度相談してみるのはいかがでしょうか。
自分が希望する条件(保険料を安くしたい、特定の病気に備えたいなど)をお伝えすることで、様々な保険会社の中から希望に合った商品を案内してくれるでしょう。
参考資料
荻野 樹