植物にはさまざまな特徴がありますが、その特徴がわかっていれば、世話をするときに役立つことがあります。
とくに多年草や宿根草は、翌年以降も開花する植物。その性質を知らずに育てていると、「枯れてしまった…」と勘違いしてしまうことも。
そこで今回は毎年開花が楽しめる、オシャレな「宿根草」について参考価格とともに紹介します。多年草との違いもお伝えするので、さっそくみていきましょう。
1. 宿根草と多年草の違い【一覧表付き】
1.1 多年草
発芽から種ができるまでのサイクルが、ワンシーズンで完結するのが一年草です。春の定番花「パンジー」「ビオラ」は一年草に分類されます。開花が終われば、種を残して枯れていきます。
一方、開花が終わっても生長を続ける植物は「多年草」に分類されます。翌年以降も同じように開花が楽しめ、品種にもよりますが、何年も生長し続けます。
多年草には常緑性と落葉性がありますが、素朴で可憐な花を咲かせる花が多く、ナチュラルガーデンやイングリッシュガーデンに、よく植えられています。
1.2 宿根草
多年草のなかでも、とくに落葉性の多年草のことを指して「宿根草」と呼ぶ場合があります。開花が終わると、地上部分の茎や葉が枯れてしまいますが、根は生きており、この状態で休眠します。
見た目が寂しくなりますが、根は生きているので、適度に水やりをしながら様子を見ましょう。生きている場合は、暖かくなると芽吹いてきます。