3. 月1万円の運用シミュレーション

毎月1万円を30年間運用した場合、元本は360万円ですが、年率の違いで資産がいくら変わるのか、金融庁の資産形成シミュレーターで確認してみましょう。

3.1 年率3%の場合

年率3%では、運用収益が222万7000円になりました。

【積立金額と運用成果】
 経過年数    :元本      ・運用収益   ・総額

  • 2年    :¥240,000  ・¥7,028     ・¥247,028
  • 4年    :¥480,000  ・¥29,312   ・¥509,312
  • 6年    :¥720,000  ・¥67,794   ・¥787,794
  • 8年    :¥960,000  ・¥123,474   ・¥1,083,474
  • 10年   :¥1,200,000  ・¥197,414 ・¥1,397,414
  • 12年   :¥1,440,000  ・¥290,743 ・¥1,730,743
  • 14年   :¥1,680,000  ・¥404,656 ・¥2,084,656
  • 16年   :¥1,920,000  ・¥540,427 ・¥2,460,427
  • 18年   :¥2,160,000  ・¥699,403 ・¥2,859,403
  • 20年   :¥2,400,000  ・¥883,020 ・¥3,283,020
  • 22年   :¥2,640,000  ・¥1,092,798・¥3,732,798
  • 24年   :¥2,880,000  ・¥1,330,353・¥4,210,353
  • 26年   :¥3,120,000  ・¥1,597,400・¥4,717,400
  • 28年   :¥3,360,000  ・¥1,895,760・¥5,255,760
  • 30年   :¥3,600,000  ・¥2,227,369・¥5,827,369

3.2 年率5%の場合

年率5%では、運用収益が472万3000円になりました。

【積立金額と運用成果】
 経過年数   ・元本     ・運用収益    ・総額

  • 2年     :¥240,000 ・¥11,859   ・¥251,859
  • 4年     :¥480,000 ・¥50,149   ・¥530,149
  • 6年     :¥720,000 ・¥117,643   ・¥837,643
  • 8年     :¥960,000 ・¥217,405   ・¥1,177,405
  • 10年   :¥1,200,000・¥352,823 ・¥1,552,823
  • 12年   :¥1,440,000・¥527,637 ・¥1,967,637
  • 14年   :¥1,680,000・¥745,983 ・¥2,425,983
  • 16年   :¥1,920,000・¥1,012,428・¥2,932,428
  • 18年   :¥2,160,000・¥1,332,020・¥3,492,020
  • 20年   :¥2,400,000・¥1,710,337・¥4,110,337
  • 22年   :¥2,640,000・¥2,153,540・¥4,793,540
  • 24年   :¥2,880,000・¥2,668,440・¥5,548,440
  • 26年   :¥3,120,000・¥3,262,560・¥6,382,560
  • 28年   :¥3,360,000・¥3,944,213・¥7,304,213
  • 30年   :¥3,600,000・¥4,722,586・¥8,322,586

3.3 年率7%の場合

年率7%では、運用収益が860万円になりました。

【積立金額と運用成果】
 経過年数   :元本     ・運用収益   :総額

  • 2年     :¥240,000 ・¥16,810   ・¥256,810
  • 4年     :¥480,000 ・¥72,092   ・¥552,092
  • 6年     :¥720,000 ・¥171,609 ・¥891,609
  • 8年     :¥960,000 ・¥321,988 ・¥1,281,988
  • 10年   :¥1,200,000・¥530,848 ・¥1,730,848
  • 12年   :¥1,440,000・¥806,950 ・¥2,246,950
  • 14年   :¥1,680,000・¥1,160,367・¥2,840,367
  • 16年   :¥1,920,000・¥1,602,681・¥3,522,681
  • 18年   :¥2,160,000・¥2,147,210・¥4,307,210
  • 20年   :¥2,400,000・¥2,809,267・¥5,209,267
  • 22年   :¥2,640,000・¥3,606,456・¥6,246,456
  • 24年   :¥2,880,000・¥4,559,023・¥7,439,023
  • 26年   :¥3,120,000・¥5,690,244・¥8,810,244
  • 28年   :¥3,360,000・¥7,026,882・¥10,386,882
  • 30年   :¥3,600,000・¥8,599,710・¥12,199,710

年率が高いほど、資産運用の効果も高くなっています。

月1万円の少額でも、継続していれば老後資産として充分な金額になるので、コツコツ継続することが重要です。

4. どのような準備が合っているかは人それぞれ

老後資金を形成するための方法について解説しました。

今回紹介している投資信託やNISA、iDeCoは特徴がそれぞれ異なり、メリットやデメリットも違います。

どのような準備が適しているかは世帯状況や年収、資産状況によっても異なるので、ファイナンシャルプランナーや専門家に相談するのもひとつでしょう。

参考資料

川辺 拓也