貯蓄上手と考える都道府県は、実際に貯蓄額も多い傾向にあります。
一方で、都市部など平均賃金の高い都道府県もまた、貯蓄額が多くなりがちです。
平均賃金が高い地域は、物価も高くなりがちなため、安定した生活のためにより潤沢な貯蓄が必要になります。
その地域の特性を踏まえて適切な金額を貯めておくことが大切です。
公開されたアンケート結果から紐解いていきましょう。
1. 貯蓄上手と考えている都道府県と平均貯蓄額ランキング
ソニー生命では、都道府県別に生活意識調査を行っています。
同調査のなかには「貯蓄上手だと思う人」というランキングがあり、結果は次の通りです。
1位は滋賀県、2位は大阪府という結果に。
そのほかにも兵庫県や奈良県も上位に入るなど、関西・近畿圏内の都道府県が多く上位にランクインしています。
続いて、実際の貯蓄額の都道府県ランキングをみてみましょう。
政府が行う家計調査にて都道府県の各都道府県庁所在地の貯蓄額がまとめられています。
1位は愛知県で、世帯平均2659万円もの貯蓄を持っています。
愛知は「貯蓄上手だと思う人」のランキングでも10位です。
そのほか貯蓄上手と考えている都道府県のなかでは、兵庫県が2位、滋賀県が5位にランクインしています。
また、富山県も第6位です。
順位通りというわけではありませんが、貯蓄上手と考えている方が多い都道府県は、貯蓄額でも上位に入るケースが多く見られます。
なお、平均貯蓄ランキングでは「神奈川県3位」「埼玉県4位」「千葉県7位」「東京都8位」と首都圏の都道府県が上位にランクインしています。