2024年が始まり、1カ月が経過しようとしています。
年度末が迫りつつあり、職場の異動や学校の進学などが現実味を帯びてくる時期ではないでしょうか。
会社からの辞令の内容や進学先によっては、住み慣れた土地を離れる人もいるでしょう。
新しい場所へ引っ越すと、街並みから食文化・言葉までさまざまな事柄が目新しく映るものです。
文化庁が公表した「令和4年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」によると、「どのように気を使っているか」の問に対し、17.0%の人が「方言を大切にする」と答えています。
そこで今回は関西の方言に焦点を当て、バリバリの関西人が関東の友人に通じなかった関西弁を13個紹介します。
1. 関西弁1. また~しよ
関西では初対面の人に対しても、「機会があれば」といったニュアンスで「また~しよ」と言うことがあります。
しかし関東の人からすると「また~しよ」は1回一緒に出掛けたり食事したりした人に対して使うケースが多いため、違和感を覚えるそうです。
2. 関西弁2. なおす
関西では「元の位置に戻す」「片付ける」といった意味で「なおす」と言うことがあります。
しかし関東の友人に「これなおしといて」と言ったところ、「直す」「修理する」という意味で受け取られ、「どこもなおす所はないよ」と返事をされた経験がある関西人もいるみたいです。
3. 関西弁3. ほっといて
関西弁の「ほっといて」には「放置しておいて」のほかに「捨てておいて」という意味も含まれています。
上京したばかりの頃、いつもの感覚で大学の友人に「これほっといてもらっていい?」とお願いしたにも関わらず、捨てたかった物が放置されていて、方言だと気づいた関西人もいるそうですよ。
4. 関西弁4. きずし
関西では人や地域によって、関東でいう「しめ鯖」を「きずし」ということがあります。
居酒屋で何を頼むか決める際に「しめ鯖」を「きずし」と呼び、周りから指摘されて関西弁だと気づく人もいるのだとか。
諸説ありますが、「なれずし」として魚を塩やデンプンで発酵させる前の、「生なれずし」が語源とも考えられています。