LIMOが2023年02月にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2023年02月13日)

2023年度の年金額はインフレの影響を受けて引き上げとなったものの、年金制度の仕組み上、インフレ率よりも少ない引き上げ幅となりました。

年金は老後の暮らしを支えるために欠かせない存在です。では、厚生年金を月に20万円以上受け取れる「うらやましい人」はどの程度いるのでしょうか。

本記事では、厚生年金を月20万円以上受け取る人の割合と、月20万円以上受け取るために必要な年収を紹介するので参考にしてみてください。
 

1. 厚生年金と国民年金とは。公的年金制度の仕組みを確認

厚生年金とは、会社員や公務員などが加入する年金です。

自営業者や専業主婦(夫)が国民年金のみに加入するのに対し、会社員や公務員は国民年金と厚生年金に加入します。

出所:厚生労働省「日本の公的年金は「2階建て」」

2021年度末で、国民年金のみに加入する人は2194万人、厚生年金に加入する人は4536万人です。

厚生年金に加入する会社員や公務員は、自営業者や専業主婦(夫)と比べて、一般的に受け取れる年金が多額になります。