【年金月額】厚生年金「15万円超えの男性」は全体の何パーセントか【2023年02月ベストセレクション】標準的な老後のひとり暮らし「月の生活費は約14,5万円」

2. 【年金月額】厚生年金「15万円超えの男性」は全体の何パーセントか

では、今のシニア世代が実際に受給している年金月額について、最新版の「令和3年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」（厚生労働省年金局）をもとに、今回は「男性」のデータに絞って見ていきます。

ここで確認する厚生年金の金額には国民年金（基礎年金）の金額も含まれています。

出所：厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、LIMO編集部作成

合計　1082万8213人

男性の厚生年金平均月額は16万4742円。受給額分布を1歳刻みで見ると、月17万円～18万円がボリュームゾーンですね。

月に15万円以上受け取っている人は、男性全体の64.2％です。半数以上の方が老後の目安となる「15万円」を受け取っていることにはなります。

とはいえ、厚生年金の金額は現職中の年収と保険料を収めた期間で決まるため、受給金額にはグラフのような個人差が大きく生まれます。

国民年金だけを受取る自営業やフリーランスよりも手厚い金額となる傾向はありますが、自分の年金見込み額はできるだけ早めに把握しておきましょう。