新年になり、昨年の源泉徴収票が配布され、ご自身の年収や所得を確認される方も多いでしょう。

国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円です。

2014年からの推移を見ると平均年収は400万円台で推移しており、日本の年収はほぼ横ばいの状況が続いています。

では、年収ごとの割合はどのくらいでしょうか。そして、実際に平均年収である400万円台の手取りはいくらになるかについても確認し、それに対する若者の声もご紹介します。

1. 日本の平均年収は400万円台。男女・雇用形態別にはいくら?

国税庁の調査によると、令和4年の日本の平均年収は以下のようになっています。

1.1 日本の給与所得者数と平均年収

全体:5078万人・458万円

  • 男性:2927万人・563万円
  • 女性:2151万人・314万円

男女別で見ると250万円もの差があることがわかります。正社員と正社員以外の平均年収も確認しましょう。

1.2 正社員(正職員)※の給与所得者数と平均年収

全体:3390万人・523万円

  • 男性:2231万人・584万円
  • 女性:1160万人・407万円

1.3 正社員(正職員)以外※の給与所得者数と平均年収

全体:1244万人・201万円

  • 男性:409万人・270万円
  • 女性:835万人・166万円

正社員(正職員)以外の給与所得者数では、女性が男性の倍以上の人数となっています。その結果として、女性の平均年収が下がっていることも考えられます。

ただ、正社員でも女性の平均年収は男性より約170万円低いため、現状では男女の平均年収の差があることがわかります。