2. 2024年5月までに値上げが最も多い食品分野は「加工食品」
2024年5月までに値上げが決定している食品分野で最も多いのは「加工食品」で2137品目と全体の約半数を占める結果となりました。
具体的な商品としては、はごろもフーズ株式会社は2024年1月4日および2月1日出荷分より、コーン缶や削りぶしなどを値上げすることを表明しています。
また、株式会社ニチレイフーズも冷凍食品や常温食品の値上げを発表しています。
次いで多かったのが784品目で「調味料」となり、トマトケチャップや出汁、つゆ製品が中心に値上げが予定されています。
ほかにも嗜好品となる「酒類・飲料」が417品目、「菓子」が248品目が値上げされる予定です。
2.1 値上げ疲れによりPB商品に人気が集中。一部では値下げも
近年続く値上げラッシュは2024年も継続することになりそうですが、中には値下げをしている商品も存在します。
一連の値上げに対して消費者の購買力が追いつかず「買い控え」や「値上げ疲れ」という言葉が多く聞かれるようになり、最近では低価格商品やプライベートブランド(PB)への人気が集中するようになりました。
そんなプライベートブランドを展開しているイオンは、12月13日から「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など全国約1万店舗にて、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」29品目を値下げを公表。
トップバリュの値下げは2023年9月にも実施されており、第一弾と31品目とあわせると60品目になります。
値上げが続く中、このような値下げ情報は嬉しいニュースといえます。