3. ねんきん定期便やねんきんネットの確認を

これまで50歳代・二人以上世帯の「貯蓄300万円~400万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。

老後の必要資金は、月ごとの収支に大きく依存します。ねんきん定期便やねんきんネットを通じて、老後の生活シミュレーションし、旅行やレジャー、介護費用なども考慮して必要な老後資金額を考えてみましょう。

また、老後資金を確実に積み立てるためには、「先取り貯金」が効果的です。毎月の給与や収入から一定額を先に貯め、残りの資金で生活することで、老後に備えられます。

また、2024年は新NISAスタートの年でもあります。

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

新NISA制度を活用した積立投資も一つの選択肢となります。

資産運用となればリスクがあるので、事前の情報収集や勉強が重要となります。

2024年を機に、ご自身に合った老後資金計画を考えてみてはいかがでしょうか。

3.1 【ご参考】50歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:24.4%
  • 100万円未満:9.3%
  • 100~200万円未満:5.8%
  • 200~300万円未満:4.2%
  • 300~400万円未満:5.1%
  • 400~500万円未満:3.2%
  • 500~700万円未満:5.0%
  • 700~1000万円未満:5.7%
  • 1000~1500万円未満:8.8%
  • 1500~2000万円未満:6.0%
  • 2000~3000万円未満:7.2%
  • 3000万円以上:10.8%

参考資料

齊藤 慧