2.2 成長投資枠
成長投資枠は、上場株式や投資信託などが投資できる対象商品です。
つみたて投資枠では購入できない投資信託も、成長投資枠では投資可能です。
以上から、つみたて投資枠では購入できない商品が、成長投資枠にある点が主な違いです。
ただ、成長投資枠はつみたて投資枠で利用できる商品と同じものが投資できる点は押さえておきましょう。
3. 新NISA「成長投資枠」の活用パターン3選
新NISAでは、つみたて投資枠は投資信託しか選べません。一方、成長投資枠は個別株や投資信託といった投資できる商品が幅広いです。
成長投資枠をどのように活用するのか、パターン別に解説します。
3.1 パターン1:つみたて投資枠と同じ商品に投資
つみたて投資枠と同じ投資信託の商品を、成長投資枠で活用する方法があります。
成長投資枠で投資できる商品には、つみたて投資枠で投資できる商品があるので、それぞれの枠で同じ商品に投資することも可能です。
そのため、成長投資枠もつみたて投資枠と同じ商品とを積み立てて、それぞれの枠から安定してリターンを得られる可能性が高いです。
投資を初めてする初心者の人や、安定した資産形成をしたい人におすすめの手法といえるでしょう。
3.2 パターン2:つみたて投資枠では準備できない投資信託に投資
つみたて投資枠で購入できなかった投資信託を準備する方法もあります。
つみたて投資枠で選んだ商品より、リスクは高いですが高いリターンが見込める商品を選んで、リスクを分散させると良いでしょう。
3.3 パターン3:配当金がもらえる株式に投資
配当金がもらえる個別株への投資をする方法もあります。
つみたて投資枠で、将来の資産形成を実施しながら、成長投資枠で企業の株式に投資して、配当金が得られる仕組みづくりが可能です。
配当金を得ながら投資したい人にとっては、成長投資枠を活用すると良いでしょう。