2.4 iDeCoなどで年金を自分で増やす方法も
公的な仕組みだけでなく、個人向けの年金制度や保険商品を活用して将来の給付額を増やす方法もあります。
代表的なのはiDeCoで、自分で運用商品を指定して掛け金を積み立てていき、60歳以降に年金または一時金として受け取れる制度です。
掛金が全額所得控除となるなど税制メリットも大きいため、現時点で余裕資金がある場合には利用を検討しましょう。
3. まとめにかえて
厚生年金の平均月額は、ここ数年14万円前半で推移しています。
年金を増やす対策方法について紹介しましたが、これ以外にも方法はいろいろあります。
たとえば生命保険会社では、一定期間保険料を払い込むと年金の形で保険金が定期的に支払われる年金型の生命保険を販売しています。
こうした保険商品に加入して、年金額を増やすことも可能です。
参考資料
- 厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「2022年（令和4年） 家計の概要」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- 公益財団法人生命保険文化センター「年金額を増やす方法は？」
- 国民年金基金「国民年金基金」
- iDeCo公式サイト「iDeCoってなに？」
太田 彩子
